那須梱包、バラ積みロボット導入で梱包自動化 人間拡張で雇用対象を拡大

2026年4月14日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 那須梱包は、自動車用補修部品の梱包作業ラインに、Thinkerのバラ積みピッキングロボット「Thinker Model A」を導入した。4月13日、Thinkerが発表した。独自のピッキング技術を活用して梱包工程を自動化することで、作業効率の大幅な向上を図る。また、ロボット導入による操作の簡便化を通じて、高齢者や障がい者を含めた幅広い層の雇用促進も目指す。

 那須梱包は、兵庫県西宮市に本社を置く自動車部品などの包装・梱包企業だ。同社が手がける自動車用補修部品の梱包工程では、従来、作業者が部品を一つずつ手に取って袋に入れ、包装機を操作して封をする手作業が行われていた。将来的な労働人口の減少を見据え、生産性向上と働きやすい現場づくりの両立が課題となっていた。

 採用されたThinker Model Aは、近接覚センサーを内蔵したロボットハンドとカメラによる画像解析を組み合わせたシステムだ。透明素材や軟質部品など、従来のロボットでは対応が難しかったバラ積み部品の柔軟かつ繊細なピッキングが可能である点を評価した。また、ロボットに関する専門知識がなくても容易に扱える操作性の高さも採用の決め手となった。

 導入後は、ロボットがバラ積み部品を一つずつピックアップして袋へ投入し、連動する包装機が自動で封をする仕組みを構築した。これにより、作業者1人が同時に複数種類の部品梱包を担えるようになり、作業能力の拡張を実現している。

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Thinker Model Aの梱包作業の様子

 那須梱包代表取締役の那須喜行氏は、「一人の人がこれまで1台の包装機しか操作できなかったところを、2台操作できるように能力を拡張させる『人間拡張』の視点で導入を決めた。人とロボットの協働を実現することで、人手不足に対応していきたい」と話している。今後は、ロボット導入により就労対象者を大幅に拡大し、性別や年齢を問わない多様な人材や、障がいのある方の積極的な雇用を進める。

ニュースリリース