スチールハブは、アイディアが提供する「配船システム」を採用した。2026年5月12日、アイディアが発表した。内航・外航の配船業務における手入力や転記作業などの非効率を解消し、業務全体の効率化と精度向上を図る。
岡山県倉敷市に本社を置くスチールハブは、国内シェア1位の造船メーカー「今治造船株式会社」のグループ企業だ。主に船舶の構造部材となる鋼材の加工や物流を担っており、グループ全体の年間鋼材取扱量の約7割を供給する。同社ではこれまで、荷主からのオーダーをExcelで収集し、配船表を手作業で作成していた。荷物内容や目的地までの経路入力には多大な時間を要し、さらに配船表から管理表や請求書へデータを書き写す重複作業が発生していた。こうした手作業に起因する入力ミスの発生や、業務負荷の増大が大きな課題となっていた。
今回採用したシステムは、海事産業プラットフォーム「Aisea(アイシア)」を運営するアイディアが開発したものだ。荷主から届いたExcel形式のオーダーデータを取り込むだけで配船表を自動生成できる。日付や工場ごとの貨物情報が一元管理され、目的地までの経路も自動的に表示される。担当者は船の種類を選択するだけで配船計画を完了できるため、計画策定の迅速化が可能になった。
導入の効果として、転記作業の削減によるミス防止が挙げられる。配船表のデータを基に配船管理表や請求書を自動生成できるため、従来発生していた手動での転記が不要になった。これにより、配船計画から請求業務までのプロセスがシームレスに繋がり、業務全体のスピードと精度が向上した。
今後は、アイディアとの連携をさらに深め、AIを活用した配船経路の自動作成など、さらなる機能改善を進める。スチールハブは、デジタル技術の活用を通じて物流業務の最適化を継続していく。