大阪ガス都市開発は、自社が開発する賃貸マンション「URBANEX(アーバネックス)」シリーズの新築物件において、ビットキーのコネクトプラットフォーム「homehub」およびスマートロックを標準採用した。5月12日、ビットキーが発表した。関西エリアでの実績に加え、2026年8月以降に計画する首都圏の新築物件においても順次導入を拡大し、入居者の利便性向上と管理業務の効率化を図る。
Daigasグループの不動産デベロッパーである大阪ガス都市開発は、昨今の建設費や施工費の高騰を受け、コスト削減と物件価値向上を両立する手法を模索していた。2021年から関西エリアの物件でビットキー製品を試験的に導入したところ、入居者からの高い評価に加え、物理鍵の管理や現地対応といった管理業務の負担軽減効果が確認できたため、今回の標準採用に至った。
新築物件ではエントランスと各住戸ドアにスマートロックを設置する。入居者はスマートフォンアプリやICカード、暗証番号などで解錠が可能になり、物理鍵を持ち歩く必要がなくなる。首都圏の物件では宅配ボックスシステムとも連携し、エントランス解錠時の荷物到着通知や、アプリによるボックスの解錠にも対応する。
管理面では、鍵管理をクラウド上で行うことで、退去時のシリンダー交換や予備鍵の在庫管理が不要になる。また、内見時などにワンタイムパスコードを発行できるため、管理スタッフが物件と店舗を往復する時間を削減できるほか、鍵の紛失や複製トラブルの防止にもつながる。
大阪ガス都市開発東京支社の今村一星氏は、「複雑な工事が不要でシリンダー交換をなくせる製品は、狙い通りのコストパフォーマンスを発揮している。中長期的な開発において確かなコストメリットに寄与するものと期待している」と話している。今後は首都圏での顔認証技術の導入など、よりシームレスな住環境の提供を目指す。