京都プラテック、設備保全システムでタスク管理を可視化し休日出勤ゼロを達成

2026年7月2日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 京都プラテックは、製造現場における設備保全の効率化を目的に、設備保全クラウド「M2X」を採用した。7月1日、同ソリューションを提供するM2Xが発表した。帳票の電子化だけでは解決できなかった修理依頼の滞りや情報共有の属人化といった課題を解消し、突発的な修理対応に伴う月2回の休日出勤をゼロにする効果を得ている。

 京都プラテックは、プラスチック成形品の製造や成形金型の設計、製作などを手掛ける企業である。同社では製造現場のデジタル化を進めるため、別のシステムを用いて帳票の電子化を推進していた。しかし、電子化された報告書がシステム上に提出された後、その修理タスクを誰がいつ着手しているかを追跡する仕組みがなく、対応が後回しになる課題が生じていた。

 また、システムに通知やリマインドの機能が備わっていなかったため、重要な不具合報告が他の情報に埋もれてしまう問題も発生していた。結果として、製造課長が1人で多くの修理タスクを抱え込む状態になり、最終的な承認や申し送り業務が従来の紙回覧へ逆戻りする原因になっていた。こうした修理対応の遅れが残業や休日出勤の増加につながり、現場の負担で運用を維持する状態が常態化していた。

 同社はこれらの課題を解消するため、報告にとどまっていた保全業務を依頼から完了まで一元管理できるM2Xを導入した。選定においては、現場の作業員が直感的に操作できる使いやすさや、タスクの進捗状況をリアルタイムで可視化できる機能を評価した。導入にあたっては、現場の混乱を防ぐために全設備の一斉登録を避け、主要な生産ラインから段階的に適用範囲を広げるプロセスを選択した。

 導入の効果として、設備保全業務におけるタスクの見える化と迅速な情報共有体制の確立を実現した。不具合の発生から修理完了までのプロセスが可視化されたことで、報告の埋もれや対応の遅れが解消された。これにより、これまで突発的な機械トラブルの対応のために発生していた月2回の休日出勤がゼロになり、現場の負担軽減と業務効率化につながっている。

 今後は、同システムに蓄積された過去の修理履歴やメンテナンスデータを活用し、トラブルを未然に防ぐ予防保全の体制を強化していく方針だ。京都プラテックは、データに基づく計画的な設備管理を推進し、生産ラインの安定稼働とさらなる生産性の向上に向けた取り組みを継続していく。

ニュースリリース