Qsol、サインタイムで30万件の契約データ移行 自社システム老朽化に対応

2026年6月17日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 Qsolは、法改正への迅速な対応やシステム維持に伴うメンテナンスコスト削減などを目的に「サインタイム」を採用した。6月16日、電子契約サービスを提供するサインタイムが発表した。これまで自社設計の電子契約システムに蓄積してきた30万件を超える契約書類の移行を完了しており、新システムでの運用を開始している。今後は運用の効率化やコスト面の最適化を図るとともに、ITリソースをより重要度の高い業務へ振り向けていく。

 Qsolは、九電グループの中核IT企業だ。同社は、2006年のサービス開始以来、約20年にわたり電子契約保存システムを運用してきた。しかし、長期の運用に伴って運用・保守コストが増大したほか、体制の属人化が進むなど、システムのレガシー化が課題となっていた。そのため、多数の契約書類や多様なデータ形式を安全に移行できる仕組みを求めていた。

 今回のシステム切り替えにおいて、既存業務への影響を抑えた円滑なリプレイスが求められた。サインタイムはこれまでの知見を活かし、30万件を超える契約書と関連データを既存システムの利用期限内に遅延なく移行した。新旧システムを並行稼働させることによる現場の作業負担やコストを抑え、書類データを損なうことなく正確な状態で切り替えを完了している。

 リプレイスに合わせて、サインタイムは書類の送信者と受信者の双方が、書類を自社の情報として適切に管理できる機能を新規に開発した。移行後もこれまでの運用に近い形で書類を閲覧できる環境を整えたほか、契約の証拠能力は保ったまま、それぞれの立場で管理用タグや取引情報を自社データとして編集・保持できる。これにより、移行後もそれぞれの組織の運用ルールに合わせたデータ管理を支援する。

 Qsolの執行役員営業本部長を務める田中信明氏は、「サインタイム社のSaaSへの移行にあたっては、計画段階から支援を受け、進捗や課題を共有しながら進めることで、現場の混乱なく移行を完了することができた。現在は新システムでの運用を開始し、安定したサービス提供につながっている」とコメントしている。

ニュースリリース