大阪警察病院がRPAで年間1257時間の業務時間短縮

2025年2月28日13:56|ニュースCaseHUB.News編集部
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 大阪国際メディカル&サイエンスセンター 大阪警察病院が、「RPA ロボオペレータ」を採用し、業務効率化を達成した。2月28日、パナソニック インフォメーションシステムズが発表した。

 大阪警察病院は、2025年1月の新病院オープンに向けてスマートホスピタル構想を掲げ、その一環としてRPA導入を検討した。背景には、クルマのETC.のようにスマートに受付を済ませられる「外来ETC化」による患者対応の効率化、システム化できない業務の人手不足、病院業務におけるRPA活用事例の増加があった。

 ロボオペレータ選定の決め手は、業務担当者でも使える操作性と、無償の伴走サポートだった。情報部門を介さずに現場担当者が自律的に業務を自動化し、属人化から脱却できる点を重視した。また、専門知識がないスタッフでも、無償サポートを受けながらRPAを扱える点も評価した。

 ロボオペレータ導入から3ヶ月半で、同院では12の業務の自動化に成功している。これらで、年間約1257時間の業務時間短縮を見込む。特に、オンライン保険確認業務において大きな効果を実感している。自動化により業務が軽減したことで、保険確認担当者の負担が軽減され、病院全体での時間外労働も減少した。

 大阪警察病院 経営企画課 経営分析係 係長の塩野晴紀氏は、「命令はカテゴリーごとに色分けされていますし、その命令文も『アプリを起動』や『条件に応じて実行』など分かりやすい日本語で書かれているので、感覚的に使える点が良いですね。プログラム作成の経験や知識がなくても、誰でも使いやすいですし、UIも見やすく設計されています。『この命令を選べばこうなるのかな?』とイメージできるので、試行錯誤もしやすいです」とコメントしている。

 また、同病院 法人事務局 医療情報部 事務部 医療情報部門 次長の山本剛氏は、「まるで『文句も言わずに、夜中に頑張ってくれる人材』がいるような感覚です。現場としては業務の負担感が軽減しますし、管理側としても残業時間の削減になるため助かっています」と述べている。

 今後の展望として、大阪警察病院はロボオペレータの活用をさらに拡大し、レセプト関連業務の自動化や、人事、会計、総務といった他部門でのRPA導入を検討している。

ニュースリリース