山口宇部新歯科衛生士養成学校は、学務業務の一元管理を目的に「Zoho CRM」を採用した。7月3日、「Zoho CRM」を提供するゾーホージャパンが発表した。業務負担を軽減し、正確な学生管理を行うほか、卒業後のキャリア支援まで見据えた学生との長期的な関係構築基盤として活用する。
山口宇部新歯科衛生士養成学校を運営する医療法人永孝会は、山口県下関市を拠点に、全国12カ所の歯科医院のほか、県内で保育園や児童通所支援施設を展開している。同法人は、歯科衛生士の人材不足という課題に対応するため、2025年4月に同校を開校した。
同校の運営体制は当初からCRMの活用を前提に整備されており、学務に関わるほぼ全ての業務を一元的に管理する仕組みとしてZoho CRMを選定した。学生の成績・出席管理やカリキュラム管理、各種申請・届け出、請求・決済、さらには資料請求やオープンキャンパスの申し込みといった、学校運営に関わる多様な業務をZoho CRMに集約している。
Zoho CRMにより、業務の自動化が進んでいる。たとえば、学生が学生ポータルから出席を登録すると、その情報がリアルタイムでZoho CRMに取り込まれ、授業ごとの出席状況が自動で反映される。科目や回ごとのデータ集計も自動化され、教職員の業務負担を軽減するとともに、より正確な学生管理につながっている。学校全体の共通基盤としてZoho CRMを活用し、あらゆる業務を連携させることで、学校運営全体の効率化と迅速化を図っている。
今後は、在学中の学生管理にとどまらず、就職支援や継続教育といった卒業後のキャリア管理にも用途を拡大していく計画だ。将来的には、同校でのCRM運用をモデルケースとして、他の養成学校との連携や共有も視野に入れ、活用をさらに発展させていく。
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