SHE、キャリアスクールの本人確認業務を効率化し工数を10分の1、人件費を半分に削減

2025年7月4日11:31|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 SHEは、女性向けキャリアスクール「SHElikes」における本人確認業務の効率化を目的に、ネクスウェイの「本人確認BPOサービス」を採用した。7月3日、ネクスウェイが発表した。

 SHEは、45以上の職種スキルが定額で学べる女性向けキャリアスクール「SHElikes」を運営している。同スクールで提供するプランの一部が経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の補助対象となったことから、事業者として利用者の本人確認が求められるようになった。

 従来、SHEでは利用者の入会時に、申請された氏名・住所・生年月日と本人確認書類との目視による突合や、機微情報のマスキング作業などを手作業で行っていた。しかし、この業務にスタッフ4名で月間30時間程度を要しており、事務的な負担や人件費が課題となっていた。そこで、安全性を担保しつつ、スピーディーに本人確認を完了できる業務フローの構築を目指し、外部サービスの利用を検討した。

 サービスの選定にあたり、AI-OCRによる自動処理とBPOセンターの専任スタッフによる目視確認を組み合わせた、ダブルチェック体制の正確性を評価した。これにより、国の採択事業に求められる厳格な確認業務に対応できると判断した。加えて、今後の事業拡大に伴う本人確認案件の増加にも柔軟に対応できる体制を構築できる点も決め手となった。また、利用者が外部サイトに遷移することなく自社サイト内で手続きを完結できるため、認証エラーなどによる離脱を防ぎ、スムーズなユーザー体験を提供できる点も採用の理由に挙げている。

20250703_SHE.png
「SHElikes」入会時の本人確認フロー

 本人確認BPOサービスの導入で、SHEの本人確認業務は大幅に効率化された。月間約1000件発生する本人確認案件のうち90%を同サービスで処理できるようになった結果、業務工数は月間3時間程度へと10分の1に短縮された。また、月間20万円程度かかっていた人件費も2分の1に削減できた。

 SHE経営戦略室の中野優花里氏は、「国の採択を受けた取り組みであるため、正確性の担保が何よりも重要だった。AI-OCRによる自動処理に加え、人の目による最終確認が入る運用体制により、精度の高さが採用の大きな決め手の1つになった。また、書類提出が弊社サイト内で完結することでユーザー体験がスムーズになるだけでなく、お客さまにも安心感につながっている。導入も非常にスピーディーで、手厚いサポートにも満足している」と述べている。

ニュースリリース


#BusinessProcessOutsourcing #IdentityVerification #SHElikes #Nexway