駒澤大学は、業務系システムをMicrosoft Azureを利用した仮想基盤に移行し、ランサムウェア対策としてRubrik for Cloud-Native Protectionを導入した。2024年12月4日、ユニアデックスが発表した。
駒澤大学は従来、業務系システムをオンプレミスの仮想環境で運用していた。災害対策・BCPの観点から、学内に設置するにはリスクがあり、業務システム基盤の最適な移行が課題だった。加えて、ランサムウェア攻撃対策の強化も必須とされていた。
5年ぶりのシステム更改において最重要課題としていたのは、ランサムウェア攻撃対策の強化とリスク管理の軽減だった。ユニアデックスは、移行対象の仮想サーバーのほとんどがWindows OSであるため、Microsoft Azureを利用した仮想基盤を提案した。データバックアップには、Microsoft Azureとの親和性が高く強固なランサムウェア対策が可能なRubrikを提案した。
クラウド仮想基盤の構築後、財務、人事、資産管理、PC教場・情報グループ学習室などの予約管理やソフトウエアのライセンス管理、教職員・学生の認証システムなどをクラウド仮想基盤上へ移行し、Rubrikによるデータバックアップの運用も開始した。
オンプレミス仮想環境では時間を割かれていた障害対応などがなくなり、担当職員は本来の業務に集中できるなど、業務負荷の軽減を実現している。ユニアデックスは、本業務系統合クラウド基盤の設計・構築から保守サポートまでを一貫して行い、システムの安定稼働を支援している。
今後は、学内にあるオンプレミス環境を含めたさまざまなシステムに対して、最適化の検討やサイバーセキュリティー脅威への備えを進めていく。