九州テン、Salesforce基盤の会計システム「mitoco 会計」を採用

2024年10月2日17:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 九州テンは、テラスカイが提供する会計システム「mitoco 会計」を採用した。10月1日、テラスカイが発表した。

 1967年創業の九州テンは、無線機器の製造、保守からスタートし、現在ではコンピューター機器の保守、ハードウェア、ソフトウェア開発と事業領域を拡げ、九州地方を中心に事業を展開している。近年はシステムのクラウド化に伴い、クラウド領域にも事業を拡大している。

 九州テンでは、オンプレミス製品やスクラッチ開発など、多様なプラットフォームを組み合わせて社内システムを構築しており、システムごとの運用管理の煩雑さやデータ連携が課題となっていた。特に会計システムに関しては、刷新の必要性が高まっていたという。

 そうした中、同社が着目したのが、SalesforceをプラットフォームとするテラスカイのクラウドERP「mitoco ERP」だった。mitoco ERPは、財務会計から販売、在庫管理、経費精算、勤怠管理、グループウェアまでを網羅。テラスカイによれば、ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源をSalesforce上で一元管理し、データを横断的に分析し、迅速かつ的確な経営判断を支援する。

 九州テンは基幹システムの採用にあたって、クラウドサービスであること、基盤が統一されていること、将来的なERPシステムの外販にあたって成長性とバックアップ支援が期待できるベンダーの製品であること、の3点を満たす製品を探していたという。mitoco ERPはこれらの要件を満たすことから、まずはmitoco 会計の評価を実施。テラスカイの支援でサンドボックス環境を構築し、既存システムからのデータ移行と機能評価を行い、mitoco 会計の採用を決めた。

 九州テンは今後、mitoco 会計を基点に、mitocoシリーズ製品の自社導入とSalesforceプラットフォームへの一元化を進め、その過程で培った導入ノウハウを活かし、九州全域の中堅企業に向けmitoco ERPの拡販を図る。

ニュースリリース