Sansan、Notionを全社導入し一元的な情報共有基盤を構築 AIで生産性とITリテラシー向上も

2024年9月9日08:40|ニュースリリース公開日 2024年5月28日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 Sansanは、コラボレーションソフトウェア「Notion」とAIアシスタント「Notion AI」を導入し、全社員約1500人規模で利用を開始した。5月28日、Notion Labs Japanが発表した。全社の情報の一元管理やAI活用を進め、組織や業務の変革につなげたい考えだ。

 Sansanはこれまで、事業や部門ごとに最適なSaaSツールを導入してきたが、ツールの増加による情報の分散やコスト増といった課題が顕在化していた。また、新規事業の立ち上げや事業拡大に伴い、組織変更が頻繁に発生する中で、情報管理の属人化を排除できるツールの必要性が高まっていた。

 同社内では20年ごろからエンジニア組織でNotionの導入が進んでおり、23年末には約600人が利用していた。その利便性の高さが社内で実証されたことから、全社への導入を決定したかたちだ。

 全社導入にあたっては、既存ツールからのデータ移行、全社会議での情報発信、Slackを活用した情報共有などに取り組んだ。また、「基礎」「データベース」「AI」とレベル分けをした研修動画を作成し、社員の習熟度向上を支援した。さらに、社内にNotionの活用を促進するアンバサダーを配置し、ユースケースやテンプレートの共有も進めた。

 Sansan執行役員CIOクリエイティブディレクターの田邉泰氏は「NotionとNotion AIの全社的な活用は、今後のSansanの成長で重要な役割を果たす。組織規模の拡大やマルチプロダクト化に伴うさまざまな変革の中でも、柔軟性のあるNotionだからこそスピード感のある対応が可能になる。さらに日常的なAIの活用により、業務の生産性や社員のITリテラシーを向上させることができ、継続的な事業成長に貢献できると考えている」とコメントしている。

ニュースリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000088144.html