総合建設コンサルタントのエイト日本技術開発が2023年12 月、人事戦略推進のためのシステム基盤として SAPのクラウド人事ソリューション「SAP SuccessFactors」を導入し、本稼働を開始した。
エイト日本技術開発は、業務プロセス改革および生産効率の改善を目指す「EJEC DX2030」を推進している。その中で、人事業務変革の第一段階としてコア人事領域(人事・組織管理、給与管理、勤怠管理)における統合・効率化を目指し、システムの刷新を検討していた。
同社は国内の複数の人事システムを検討した結果、SAP SuccessFactors の採用を決定した。選定理由として、日本国内での人事コア業務における豊富な実績と機能充足性、導入プロジェクトのリスクの低さ、確実な遂行能力、さらに将来的なタレントマネジメント機能の拡張性が挙げられている。
導入プロジェクトは 2022 年 8 月に開始された。SAP SuccessFactors の標準機能を最大限に活用し、アドオン(機能拡張)を極力減らす方針で進められた。また、プロジェクト支援を行ったノムラシステムコーポレーションが提供するノウハウやテンプレート機能を活用することで、エイト日本技術開発の業務要件に合わせた効率的な導入を実現した。その結果、2023 年 6 月に予定通り本稼働を迎え、同社の約 1400 名の従業員を対象とした人事コア業務システムとして運用が開始された。エイト日本技術開発は、この新システムにより人事業務の効率化と戦略的な人材マネジメントの基盤構築を図る。
同社は次の段階として、SAP SuccessFactors の目標管理、報酬管理、後継者管理、採用管理、学習管理の各モジュールの追加導入を進めている。
ニュースリリースURL
https://news.sap.com/japan/2023/12/1214_eight_sfsf/