三菱UFJ銀行は、ユーソナーの顧客データ統合ソリューション「uSonar」を導入した。9月27日、ユーソナーが発表した。
三菱UFJ銀行は、国内外の多様なビジネス分野に対して金融サービスを提供しており、中期経営計画では、「世界が進むチカラになる。」というパーパス(存在意義)の実現を目指している。同行では、顧客企業への提案力を高めるため、顧客情報の一元化や営業担当者による行内外データの活用を推進している。
uSonar導入の背景には、三菱UFJ銀行が中期経営計画の柱の一つとして掲げる「法人×WMビジネス強化」を推進していくにあたり、顧客をより深く理解したいというニーズや、業界紙等の社外情報をより簡便に取得したいという営業現場からの要望があった。
同行は、これらのニーズに応えるため、CRM再構築に着手。顧客情報の一元化、拠点・本部との一体運営、NBA(Next Best Action)配信をキーワードに機能を構築し、「Salesforce」によるCRMの新規構築を決定した。その過程で、社内情報だけでなく、外部のマーケティングデータと組み合わせることで、顧客の最新属性をワンストップで把握できるuSonarの導入を決めた。
ユーソナーは、国内最大級の企業データベース「LBC」を保有しており、「Salesforce」との連携実績も豊富であることが評価された。また、情報セキュリティの観点で安全性が高い点も導入の決め手となった。
uSonarの導入で、三菱UFJ銀行は顧客の最新情報を営業担当者に提供し、よりスピーディーで付加価値の高いサービス提供が可能になる。法人・ウェルスマネジメント企画部 システム企画Grの相宮聡次長は、「ユーソナーの企業データベースを活用できることにより、営業担当者からは『効率的に精度の高い顧客分析やターゲティングを実現して、今まで以上にお客さま企業を深く理解し、寄り添った提案ができそうで楽しみにしています』といった声も出ています」とコメントしている。