ハヤカワ電線工業、ネットワーク刷新で拠点間をVPN接続 業務負荷と手入力を解消

2026年5月19日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ハヤカワ電線工業は、物流拠点や営業所における業務効率化とネットワーク全体の最適化を目的に、BCCのネットワークソリューション「BM X」を採用した。5月18日、BCCが発表した。本社と各拠点を常時VPN接続でリアルタイムにつなぐ環境を整備したことで、手入力による情報共有のタイムラグや業務負荷を解消し、事業成長を支える強固なネットワーク基盤を確立した。

 ハヤカワ電線工業は、自動車や家電、医療機器等に用いられる電気・電子機器用ワイヤーハーネスの製造・販売を手がけるメーカーだ。同社では、本社から離れた場所にある物流センターとの間で、本社の基幹システムと入荷情報をいかに素早く連携させるかが課題となっていた。当時の運用では、物流センターに届いた大量の納品書をすべて手作業でシステムに入力していたため、本社との情報共有にタイムラグが生じるだけでなく、現場の業務負荷増大や入力ミスの発生が慢性的な問題となっていた。

 また、ユーザー数の多い名古屋営業所においては、本社のオンプレミスサーバーにある基幹システムへアクセスするために仮想デスクトップサービスを利用していたが、ライセンス費用が年々高額化している点が負担となっていた。さらに、同時接続数の制約による業務への支障や、全国の拠点を総務本部システムチームの2人という少人数で支えなければならない運用の限界もあり、信頼できるネットワーク構築のパートナーを求めていた。

 複数のベンダーを比較検討した結果、同社はBCCの提案を採用した。費用面に加え、ネットワーク構成を図示して説明した点が、社内での検討材料として活用されたという。

 導入後は、物流センターと本社をVPNで接続し、データ連携の仕組みを整備した。2023年には名古屋営業所にも常時接続型のVPN回線としてBM Xを導入し、仮想デスクトップと併用する運用に移行している。2025年6月には新拠点「西日本ロジスティクスセンター」への移転に伴いネットワークの切り替えを実施し、IPアドレスのセグメント変更を含む構成変更にも対応した。これらの作業に際しては、BCCから手順説明や資料提供が行われたとしている。

 VPN導入後は、接続に関する問い合わせの件数に変化がみられたという。現在は、通常業務ではVPNを利用し、処理負荷の高い作業では仮想デスクトップを併用するなど、用途に応じた使い分けを行っている。

 今後は、VPN未導入の拠点や物流拠点への展開を検討している。あわせて、自動倉庫システムなどを見据えたネットワーク対応についても検討を進める方針としている。

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