グリーンズがワークフローシステム「X-point」を導入し、約200種類あった紙帳票のほぼすべての電子化を実現した。1月30日、システム提供元のエイトレッドが発表した。
三重県を中心に全国でホテル・レストラン事業を展開するグリーンズは、事業の特性上大量の紙帳票が発生し、3回の社内便の運用に多大なコストがかかっていた。また、紙帳票が意思決定を遅らせ、スムーズな戦略実行の妨げとなっていた。
これらの課題を解決するため、グリーンズはワークフローシステムの導入を検討。複数の製品を比較した結果、X-pointのシステムの柔軟性、特に複雑な承認経路も簡単に再現できる機能を高く評価し、採用を決定した。
導入後、グリーンズは約180種類の申請書をX-pointで運用し、ほぼすべての申請書の電子化に成功。年間の申請数は約80000件に上る。従来週3回運用されていた社内便は月3回にまで縮小され、人件費や配送費の削減につながった。
また、従来1週間以上を要していた遠隔拠点からの申請も即日での承認が可能となり、意思決定の迅速化も実現した。さらに、X-pointの関連書類機能を活用し、稟議から発注、納品、支払いまでを一連でつなぐ仕組みを構築。関連書類がすべて承認された後は、クエリ機能で会計システムや人事システムにデータ連携される仕組みを確立し、申請業務の効率化を図った。
グリーンズは今後、X-pointを活用してさらなる業務効率化と迅速な意思決定の実現を目指す方針だ。ペーパーレス化の推進により、環境負荷の低減にも貢献していく考えだ。
ニュースリリースURL
https://www.atled.jp/news/20240130_01/