大熊町の教育施設「学び舎 ゆめの森」がクラウド型図書館システム「ELCIELO for School」を採用
2024年9月9日08:05｜ニュースリリース公開日 2023年10月12日｜ニュース｜CaseHUB.News編集部
大熊町の教育施設「学び舎 ゆめの森」がクラウド型図書館システム「ELCIELO for School」を採用
【記事本文】
福島県大熊町の教育施設「学び舎 ゆめの森」は、京セラコミュニケーションシステム（KCCS）の学校向けクラウド型図書館システム「ELCIELO for School」を導入した。2023年10月12日、KCCSが発表した。2023年9月から、小中学校の児童生徒が利用を開始している。
東日本大震災で被災した大熊町では、2023年8月、認定こども園と小中学校、学童保育が一体となった町立教育施設「学び舎 ゆめの森」が開校した。同施設では、子どもたちが読書をしたくなるような環境づくりを目指し、ICTや電子コンテンツの活用を検討。その一環として、KCCSの「ELCIELO for School」を導入した。
ELCIELO for Schoolは、紙媒体の書籍だけでなく、電子書籍やオーディオブックも一元管理できるクラウド型図書館システム。児童生徒はタブレット端末を使用し、学校だけでなく自宅でも電子書籍やオーディオブックを閲覧できる。また、「セルフ貸出機能」により、児童生徒は図書カウンターを通さずに、タブレット端末で本のバーコードを読み取ることで貸出処理が可能になる。
大熊町では、震災以前から子どもの読書活動推進とICT教育に力を入れており、10年前から小中学校の児童生徒にタブレット端末を1人1台配布している。今回のシステム導入により、従来の紙媒体による読書活動に加え、電子書籍やオーディオブックを活用した学習支援が可能になる。たとえば、低学年の児童生徒は、オーディオブックを通じて活字に慣れる、英語の童話を聴いて言語学習に役立てるなど、新しい教育支援の環境が実現する。