マルコメ、クラウド経費精算システムで年間100時間削減へ

2024年9月9日08:00|ニュースリリース公開日 2024年9月5日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 老舗味噌メーカーのマルコメが、クラウド型経費精算システム「楽楽精算」を導入したことを、システム提供元のラクスが2023年9月に発表した。同社は年間約15,000枚発生していた経費精算の紙書類をゼロにし、会社全体の紙書類を60%削減する見込みだ。

 1854年創業のマルコメは、経費精算処理における申請者と経理担当者の作業負荷軽減が課題となっていた。申請者は領収書の貼付けや郵送、上長の押印取得に手間がかかり、書類紛失のリスクもあった。一方、経理担当者は全国10拠点から送られてくる大量の紙書類の確認やファイリング、保管に多くの時間を費やしていた。

 「楽楽精算」の導入により、申請者はスマートフォンアプリから領収書を読み込むだけで申請が可能になり、紙の申請書提出も不要となった。これにより、会社全体で毎月の申請にかかる作業時間を約100時間削減できる見込みだ。

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経費申請フロー

 マルコメの経理担当者は「インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も重なり、ペーパーレス化への機運が社内で高まったことから導入に至った。経理担当者は非生産的な業務を軽減でき、決算業務などコア業務や直接部門へのサポート業務にあてる時間を確保できると期待している。また、AI-OCRにより申請時の負荷が軽減され、承認者も外出先で処理できるようになることで、会社全体として生産性向上につながると考えている」と述べている。

 マルコメは今回のシステム導入を通じて、経費精算業務の効率化と生産性向上を図り、より付加価値の高い業務に社員のリソースを振り向けることを目指している。

ニュースリリースURL
https://www.rakus.co.jp/news/2023/0905.html