照明器具の設計・製造を手掛ける英光ライティングは、メール情報の集約や進捗管理の効率化を目的に、アルパカが提供するAI文書管理サービス「ドキュパカ!受注AI」を採用した。1月30日、アルパカが発表した。AIによる注文書の自動解析を通じて、情報の二重入力を解消し、現場の透明性を高める。
大阪市城東区に拠点を置く英光ライティングは、LEDや非常用照明を中心に、OEM生産や特注器具の制作に強みを持つ専門メーカーだ。同社には、トラブルや遅れの兆しを隠さず即座に共有して早期に対策を講じる「0報(ゼロほう)」という独自の誠実な報告文化があり、これを支える情報基盤の整備が課題となっていた。
これまで同社では、見積書や受注台帳、図面、製品ラベル、報告書といった業務に必要な情報が、複数のExcelファイルやメールに分散していた。そのため、必要な情報の検索や、異なるファイルへの転記作業が現場の大きな負担となっていた。情報の目詰まりが発生しやすい環境は、同社が重視する迅速な情報共有の妨げにもなっていた。
こうした課題を解決するため、同社はドキュパカ!受注AIの導入を決めた。メールに添付された注文書をAIが自動で解析し、各工程の進捗を一元管理できる体制を整える。情報の入り口から管理までをデジタル化することで、転記ミスを防ぎ、リアルタイムでの状況把握を可能にする。
導入にあたり、中小製造業の現場で常態化している紙やExcelへの依存からの脱却を目指した。本サービスの活用により、属人化していた業務プロセスの可視化が進み、スムーズな技術継承にもつなげられる点を評価した。アルパカによる伴走型の支援を受けながら、現場の運用に即したデジタル基盤の構築を進めている。
今後は、一元管理されたデータを活用することで、現場のさらなる透明性向上を図る。情報の滞留をなくし、組織全体での「0報」をより強固に実践できる環境を維持していく考えだ。同社は、デジタル技術の活用を通じて伝統あるモノづくりの現場を刷新し、業務効率化と顧客対応の品質向上を両立させていくとしている。