ジェイアール西日本ホテル開発、バクラクで申請業務を刷新 多拠点1300人の決裁を迅速化

2026年1月20日23:29|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ジェイアール西日本ホテル開発は、経営統合に伴う拠点横断の業務プロセス刷新を目的に、LayerXの業務効率化AIクラウドサービス「バクラク」シリーズを採用した。1月20日、LayerXが発表した。多拠点に展開するホテルの申請業務を一元管理することで、意思決定のスピード向上と電子帳簿保存法への対応自動化を推進し、約1300人の従業員の業務効率化を図る。

 同社はJR西日本グループとして「ホテルグランヴィア」や「ホテルヴィスキオ」など5ブランド、13ホテルを運営している。組織再編に伴う複数社の合併を契機に、これまで各ホテルが独自のフォーマットや紙媒体で運用してきた申請業務フローの統一が急務となっていた。特に、本社と各ホテルに承認者が点在していることから決裁に時間を要していたほか、過去の稟議書が物理的なフォルダ構造で管理されていたため、必要な情報へのアクセスや検索性に課題を抱えていた。

 こうした課題に対し、高精度のAI-OCR機能や直感的な操作性、スマートフォンアプリによる場所を問わない承認機能などを評価し、バクラクの採用を決定した。電子帳簿保存法への対応においても、電子化された文書にタイムスタンプを自動付与できるため、特別な工数やコストをかけずに法令遵守と業務効率化を両立できる点も選定のポイントになった。

 バクラクの導入により、多拠点に跨がる複雑な承認経路をデジタル化し、どの部門でも共通のルールで利用できるワークフロー基盤が構築された。これまで手作業で行っていた入力項目もAIによって補完され、入力ミスや確認作業が大幅に削減されている。また、文書管理が従来のフォルダ形式からデータベース形式へと刷新されたことで、関連する申請同士の紐付けや高度な検索が可能になり、過去の稟議情報の照会工数も削減されている。

 今後は、稟議や捺印申請、経費精算など多様な申請業務の効率化を順次進めていく計画だ。同社IT戦略部の馬渕氏は、各ホテルで個別運用されていた方法をグループ全体で統一し、業務プロセスの標準化を図ることになったと話す。誰もが使いやすく、情報を一元管理できる仕組みを整えるために、操作性の高さや将来的なAI活用の可能性も評価している。申請データの可視化を通じて、各ホテルの業務負担軽減と効率向上につなげていきたい考えだ。

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