バルカーは、国内外含めたグループ企業15社の人事データ統合プラットフォームとしてウイングアーク1stのデータ分析基盤「Dr.Sum Cloud」を採用し、人的資本開示のデータ活用に加え、戦略的なデータ活用で事業成長を推進する。2024年3月27日、ウイングアーク1stが発表した。
1927年創業のバルカーは、産業用のフッ素樹脂や高機能ゴムなどの素材製品を扱うシール材の大手企業。2000年前後にはこれらの製品に付随するエンジニアリングサービスを含む「コト売りビジネス」の展開をスタートし、現在はDXのコンセプトを組み合わせて、より付加価値の高いデジタルサービスにも取り組んでいる。
国内外で15社の関係会社を持つ同社では、グループ人事管理の高度化および2023年3月期決算から上場企業などを対象とした人的資本の情報開示の義務化に伴う法改正対応を目的とし、Dr.Sum Cloudを導入した。
従来はExcelでデータ集計業務を行っていたが、Dr.Sum Cloudの導入により、3か月で人的資本開示の効率的な集計、アウトプットが可能な人事データ統合プラットフォームを構築した。2023年9月より国内での運用を開始し、グループ人事データの戦略的な活用を展開している。
今回の導入で、グループ全体の人員の偏りや課題などを俯瞰して可視化できるようになった。また、分析、戦略立案や人材の最適配置など事業成長を促す戦略的なデータ活用、堅牢性の高い人事データ活用環境が実現できるなど多くのメリットがある。さらに、データ集計や整合の業務負荷を削減し、人事データの分析に注力できるようになった。
バルカーは2024年度中に海外を含めたグループ全社での利用開始を予定しており、人的資本開示のデータ活用のほか人材の最適配置や人事戦略の高度化などグループ全体のさらなる事業の成長促進のため、人事データの幅広い活用を推し進めていく。
ニュースリリースURL
https://corp.wingarc.com/public/202403/news2701.html