富士ソフトは、発注管理基盤としてワークスアプリケーションズのプロジェクト収支管理システム「HUE Classic Project Management」を採用した。4月7日、ワークスアプリケーションズが発表した。年間約17万件にのぼる受発注業務の効率化を進め、年間で約6万時間の工数削減を見込む。業務プロセスの標準化とデータの一元化により、さらなる業務の高度化を目指す。
富士ソフトは、独立系ITソリューションベンダーとして広範な事業を展開している。同社ではこれまで、発注管理業務の効率化に向けて、業務標準化とデータ一元化を前提とした基盤の刷新を検討してきた。従来は業務プロセスが複雑化していたが、標準機能を活用してプロセスそのものを刷新することで、継続的な改善が可能な体制を構築する狙いがあった。
システムの選定にあたり、日本の大手企業の幅広い業務要件に対応できる点を評価した。採用されたHUEは、6700以上の標準機能を備えた国産ERP(統合基盤)パッケージだ。富士ソフトの要求仕様書(RFP)に対する適合率が97%と高かったことや、2400社以上の導入実績による信頼性も採用の決め手となった。
今回の稼働により、富士ソフトは受発注業務における「シングルインプット化(一箇所への入力で全行程に反映させる仕組み)」と統合管理を推進した。これにより、人手による重複作業やミスを抑制し、大幅な工数削減を実現できるとしている。
富士ソフト人財統括部副統括部長の磯邦彦氏は、HUEを採用して発注管理基盤を刷新したことで、複雑化していた業務プロセスを見直し、継続的な改善を支える基盤を構築できたと考えていると述べている。今後はこの基盤を活用し、さらなる業務高度化とデータ活用を推進していく。
さらに、発注管理にとどまらず販売管理領域への展開も計画している。また、AI機能を活用することで、より高度な業務自動化やデータ分析の強化に取り組む。ワークスアプリケーションズは、今後もノーカスタマイズや無償バージョンアップといった独自のソリューションを通じて、富士ソフトの成長を支援していく。