半導体製造装置大手のTOWAは、統合人事システム「COMPANY」のタレントマネジメント製品「COMPANY Talent Management」シリーズを採用した。4月7日、製品を提供するWHI Holdingsが発表した。国内外の拠点を横断する人材データベースを構築し、客観的なデータに基づく最適な人員配置と次世代リーダーの育成を加速させる。
TOWAは長期ビジョン「TOWAビジョン2032」において「変革で世界の頂へ」を掲げ、人材への積極投資による企業価値向上を目指している。世界的な人材獲得競争が激化する中、海外拠点間での異動や配置も視野に入れた人材マネジメントの高度化が課題となっていた。一方で、グローバル横断で情報を参照できる基盤がなく、国内においても蓄積されたデータが戦略的な意思決定に十分活用されていない状況にあった。
採用にあたり、約10年利用している人事基幹システム「COMPANY」とのシームレスなデータ連携が可能な点を評価した。また、分析指標が標準搭載されていることや、サクセッションプラン(後継者計画)など将来的なタレントマネジメントのニーズに対応できる拡張性も決め手となった。
今回の導入により、人材データの整備や加工にかかる負荷を軽減し、迅速かつ的確な人材活用を目指す。まずは国内において、現場のニーズに即した抜擢や登用を促進し、多様な人材が能力を発揮できる環境を整備する。あわせて、後継者管理機能を活用した計画的な育成を通じて、中期経営計画で掲げる次世代人材の創出を推進する考えだ。
将来的には管理対象を海外拠点へ拡大し、世界規模での人材ポートフォリオ分析に基づく最適配置や採用強化を見据えている。実務面でも、システム上での人員配置シミュレーションや共同編集を完結させることで、組織・異動検討業務を効率化し、スピード感のある組織運営を実現していく。
TOWA人事総務部は、「経歴や評価、配置履歴などの情報を一元的に把握し、それらに基づいた配置や組織づくりを行える基盤を整えていく。国内外の人財情報を横断的に活用することで、戦略的な意思決定や次世代人財の育成につなげたい」としている。