コスモネット、ウイングアーク1stのBIツール導入で月815時間削減

2024年9月9日08:55|ニュースリリース公開日 2024年8月27日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 コスモネットは、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」(MotionBoard)とデータ分析基盤「Dr.Sum Cloud」(Dr.Sum)を導入した。8月27日、ウイングアーク1stが発表した。全国に400を超える携帯電話ショップと法人営業所を展開するコスモネットは、事業成長に伴い売上や経費、顧客に関するデータ量が肥大化していた。データ活用基盤の構築により、売上管理業務の効率化や店舗オペレーションのデジタル化を推進し、月815時間の業務削減を実現した。

 コスモネットでは、店舗における紙ベースのアナログ業務による転記作業の負担や、各部門でシステムを導入してきたことによるデータの散在が課題となっていた。Excelによる実績データの収集作業の負担が増加しており、業務のデジタル化とデータの鮮度向上のため、データ活用基盤が求められていた。

 MotionBoardとDr.Sumを選定した理由は、国産BIツールとしての信頼性と、機能の豊富さと高い操作性としている。売上実績集計ダッシュボードは2022年12月にリリースされた。データをRPAで自動的にシステムから出力し、Dr.Sumにインポートし加工、集約してMotionBoardで可視化できるようにした。日次で容易に実績を把握可能となり、導入前に各店舗が実績を入力したExcelファイルを店舗グループごとに集計し、さらに上位の階層で再集計していた作業と比較し、月に600時間の削減につながっている。

 またBIツールでありながらデータ入力が行えるMotionBoardで、iPad用の業務アプリを開発し、顧客情報入力画面を構築した。以前は顧客が記入した氏名や生年月日などの顧客データをスタッフがExcelに転記していた作業をMotionBoardでデジタル化した。これにより、顧客の署名を含む顧客データや端末機器情報などの取引内容がMotionBoardを介しDr.Sumにデータベース化される仕組みが整った。顧客に渡す譲渡証明書も、Dr.Sumのデータを読み込みMotionBoardから帳票印刷可能となり、月に215時間が削減された。 

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MotionBoardで実現した顧客用のアプリケーションイメージ

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