五城目町、子育て世帯の医療不安を解消 遠隔相談導入で24時間医師が助言

2026年6月11日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 秋田県南秋田郡五城目町は、妊婦や18歳以下の子どもがいる子育て世帯を対象に、24時間365日スマートフォンから医師に相談できる住民向け医療相談サービス「いつでもドクター」の提供を開始した。2026年6月10日、サービスを提供するリーバーが発表した。町内や近隣の小児科、産婦人科といった医療機関が少ない中で、気軽に専門医の助言を得られる環境を整備し、夜間や休日の安心感を高めるとともに適切な受診行動の促進を目指す。

 五城目町は、不妊相談から出産、育児にわたる包括的な相談支援や、産後ケア事業など、母子に寄り添った子育て支援を積極的に推進してきた。近年は移住者の受け入れにも力を入れており、地域全体で子どもと子育て世帯を支える環境づくりを進めている。

 しかし、町内および近隣地域において、子育て世帯や妊婦が気軽に利用できる小児科や産婦人科などの医療機関が不足していることが課題になっていた。また、核家族化や移住世帯の増加に伴い、周囲に相談できず孤立して不安を抱え込むケースも少なくなかった。特に産後のメンタル面における不安は深刻化しやすいため、匿名性を保ちながら気軽に相談できる窓口の確保が強く求められていた。

 このような背景から、同町は自宅での対処方法や医療機関への受診の必要性について医師から直接アドバイスを受けられる「いつでもドクター」の導入を決めた。

 同サービスの導入により、対象となる町民は土日や祝日、深夜を問わず、スマートフォンアプリから医師へ無料で医療相談を行えるようになった。アプリケーションには内科や小児科、産婦人科など幅広い診療科に対応する450人以上の医師が登録されており、急な体調不良やメンタルヘルスに関する相談が可能だ。

 利用者は、すぐに病院を受診すべきか、あるいは自宅で様子を見てよいかという専門的な判断のサポートを迅速に受けられる。さらに、受診が不要と判断された場合でも、自宅で行える適切なケアの方法や、症状に適した市販薬の案内までトータルで支援を受けられる。

 今回のサービス導入について、五城目町の担当者は、本事業を通じて妊婦や子育て世帯の不安軽減の一助とし、安心して生活できる環境づくりを進めていきたいとコメントしている。

ニュースリリース