ミズノは、グローバルな事業展開に伴う法務案件の増加や複雑化に対応するため、GVA TECHが提供する法務オートメーション「OLGA」を採用した。6月10日、GVA TECHが発表した。過去の契約審査への回答や知見をクラウド上に一元管理し、ナレッジの検索や再利用にかかる時間を短縮した。今後は蓄積された情報を全社的な意思決定の迅速化に役立てるとともに、経営に資する付加価値業務へ注力できる体制の構築を進める。
総合スポーツ用品メーカーであるミズノでは、事業部から日々多く寄せられる契約審査や法律相談の受付に他社の外部ツールを使用していた。しかし、過去の対応実績や法務ナレッジが既存ツール、メール、スプレッドシートなどに散在しており、必要な情報を探し出すために多大な時間を要していた。また、事業部から法務部への依頼時に情報が不足していることで確認作業の往復が発生していたほか、頻発する初歩的な問い合わせへの対応によって法務担当者の思考が中断されることが常態化していた。
こうした課題を解決し、組織全体の意思決定スピードを向上させるため、同社はシステム基盤の刷新に向けた比較検討を開始した。その結果、現場の手作業なしで法務の案件情報が自動的に蓄積され情報の抜け漏れを防げる点や、過去情報の一元管理と優れた操作性を持つ検索機能を備えている点を評価し、OLGAの採用を決定した。さらに、従業員へのリマインドメール自動送付や自動ヒアリングといった、依頼者側と法務部側の双方の負担を軽減する豊富な機能が搭載されていることも選定のポイントとなった。
OLGAの導入により、これまでバラバラに管理されていた情報や業務フローが統合され、法務案件管理や契約書レビュー、契約書管理がワンストップで自動化された。これにより、ナレッジの共有や検索性が大幅に向上し、業務効率化につながっている。
ミズノは今後、情報の案内に活用できる機能をさらに精査し、より効率的な運用を目指す。単なる業務の効率化にとどまらず、人にしかできない判断が必要な業務に集中できる仕組みを強固にすることで、より経営に貢献する法務体制の確立を目指す。