ケイラインロジスティックス、航空貨物追跡を自動化 世界271社のデータ連携で業務工数削減

2026年5月12日22:51|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ケイラインロジスティックスは、航空貨物業務の最適化を目的に、航空貨物特有の業務に特化したプラットフォーム「CargoLabo」を採用した。5月12日、CargoLaboを提供するCargoLaboが発表した。世界271社の航空会社から輸送データを自動で取得し、リアルタイムで貨物ステータスを可視化する。手作業による追跡業務を解消し、イレギュラー発生時の迅速な対応や顧客満足度の向上につなげる。

 ケイラインロジスティックスは1960年設立の物流企業で、航空や海上貨物の輸出入代行、通関、航空代理店業務を手掛けている。同社ではこれまで、世界各地へ発送した航空貨物の輸送状況を把握するため、複数の航空会社のシステムを個別で確認するほか、電話やメールでの問い合わせといったアナログな作業に多大な労力を費やしていた。

 特に、予約したフライトの遅延などイレギュラーが発生した際には、荷主から現在地に関する問い合わせが集中し、担当者の大きな負担となっていた。こうした対応は担当者の経験や対応力に左右される面があり、業務効率の改善やサービスの均一化が課題となっていた。

 こうした背景から、同社はCargoLaboの導入を決めた。CargoLaboは航空会社、フォワーダー、荷主間のデータを統合し、予約やトラッキング、書類管理をデジタル化するクラウドサービスだ。選定にあたっては、世界271社の航空会社とAPI連携しており、最新の貨物ステータスを自動で集約できる点や、24時間365日体制でシステムが自動更新される情報の即時性を評価した。

 導入により、貨物追跡業務の工数は削減された。システムが航空各社のデータを自動取得するため、担当者が各社のサイトを巡回して手動で情報を更新する必要がなくなった。また、フライトの遅延や貨物の積み残し(オフロード)が発生した場合には、通知メール機能によって即座に担当者へ共有される。これにより、荷主に対して先回りした報告が可能になり、異常検知の迅速化を実現した。

 ケイラインロジスティックス航空業務部輸出混載課の担当者は、航空貨物の追跡は担当者が各社サイトを巡回する極めてアナログな作業だったと振り返る。CargoLaboの導入後は航空会社への確認作業が激減し、現場にゆとりが生まれたことで、より付加価値の高い業務に時間を割けるようになったと評価する。デジタル化が遅れる航空貨物業界において、今回の導入は自社の競争力を高める大きな一歩になると確信しているという。ケイラインロジスティックスは今後もデジタル化を推進し、物流コストの削減と業務効率の最大化を図る。

ニュースリリース