フジパングループ本社は、グループ19社の人事労務業務を共通管理するため、Works Human Intelligence(WHI Holdings)の統合人事システム「COMPANY」を採用した。4月13日、WHI Holdingsが発表した。従来、グループ各社で個別に行っていた人事労務業務を一括集約し、グループ全体での業務効率化を図る。これにより、年間約29000時間の業務負担軽減を見込んでいる。
食品大手であるフジパングループは、ホールセールやロジスティックスなど4つの事業部門を展開し、従業員数は約23000名にのぼる。これまでグループ各社が個別のシステムや紙帳票で人事労務業務を運用していたため、データ連携に伴う作業負担やサーバー負荷が喫緊の課題となっていた。また、グループ間での異動や出向が頻繁に行われる中で、その都度発生する煩雑な手続きの効率化も求められていた。
COMPANYの採用にあたっては、大手企業向けの豊富な標準機能に加え、グループ各社の一括管理に適した機能を備えている点を評価した。雇用手続きから人事管理、給与計算、さらには従業員によるモバイル申請までを単一システムで完結できる点が決め手となった。
新システムの稼働により、各プロセスで分断されていた人事データが自動連携される。これまで紙で行っていた身上申請や通勤届、マイナンバーの手続きもWeb化され、従業員の利便性が向上する。申請内容はシステムに自動反映されるため、人事総務部門での入力作業が不要になり、業務の正確性とスピードが向上する。
また、グループ全社の情報を一つのデータベースで一元管理することで、多様な出向形態や支払会社の変更を伴う給与計算にも柔軟に対応可能となる。会社をまたぐ異動に伴う事務負担を最小化し、戦略的な人材配置を支援する体制を整えた。
フジパングループ本社の人事部および総務部は、「業務プロセスの標準化とデジタル化が急務だった。COMPANYの採用により、ペーパーレス化とシェアードサービスの推進による大幅な効率化が実現できると確信している。今後は蓄積された人事データを活用し、適材適所の人材配置や育成に繋げていきたい」とコメントしている。