和気産業は、商品パッケージの2次元コードを通じて詳細な商品情報を提供するソリューション「e食住なびforメーカー/パッケージeQR」の運用を開始した。8月27日、システムを提供するeBASEが発表した。顧客や店頭スタッフがスマートフォンでコードを読み取ることで、店頭にない情報や取扱説明書などを迅速に確認できるようにする。商品情報のデジタル化により、顧客体験と店舗業務の向上を目指す。
和気産業はDIY用品の専門商社であり、ホームセンターへ多数のプライベートブランド(PB)商品を納入している。今回採用した「e食住なびforメーカー/パッケージeQR」は、商品パッケージに印字した2次元コードから、テキストや動画などの多様なデジタルコンテンツにアクセスできる仕組みだ。
消費者が自身のスマートフォンで2次元コードを読み取ると、店頭に陳列されていない色違いやサイズ違いの商品を検索および表示できる。さらに、開封前には確認が難しかった詳細な寸法、動画を用いた取り付け方法の解説などを閲覧可能だ。インバウンド顧客や外国人スタッフに対応するための多言語表示機能も備えている。
和気産業では従来、PB商品に関する問い合わせに対し、電話やメールを通じたカスタマーセンターでのアナログ対応を中心としていた。しかし、週末や営業時間外の対応ができず、機会損失が生じている点が課題となっていた。自社ウェブサイトで使い方の動画などを公開して誘導を図る試みも行ってきたが、情報のメンテナンス負荷が高く、タイムリーな情報提供が困難だった。
こうした課題を解決するため、国内外で高まる商品情報共有のニーズに応えるeBASEの共通プラットフォームを活用した。これにより、特にメンテナンス負荷が高かったDIY用品のPB商品情報を一元管理でき、短期間かつ費用対効果の高い運用を開始できた。
まずは和気産業が展開するPB商品から順次適用を進め、今後はナショナルブランド(NB)メーカーとも連携して取扱商品を拡大していく予定だ。最終的には、すべての商品パッケージに記載した2次元コードから必要な情報へ直接アクセスできる環境を整え、さらなる顧客満足度の向上と業務効率化を図る。