国土技術研究センター、Backlogで進捗管理を効率化 外部連携とナレッジ蓄積を推進

2026年8月30日16:28|ニュースCaseHUB.News編集部
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 国土技術研究センター(JICE)は、ヌーラボのプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を採用した。8月28日、ヌーラボが発表した。従来表計算ツールで管理していたプロジェクトの進捗管理や外部関係者との情報共有をBacklogに集約し、管理負担の軽減や情報共有の円滑化を図った。蓄積したデータを活用した業務の高度化も見込む。

 JICEは国土交通政策の「先導と補完」を掲げ、技術的な調査研究を通じて政策の社会実装を支援している。従来はプロジェクトの進捗管理を表計算ツールのガントチャートで行っていたが、管理項目の増加に伴い更新作業が煩雑化していた。また、外部関係者とのやり取りが電子メールに分散し、背景や意思決定の経緯を共有・引き継ぐ際の負担が課題となっていた。

 こうした背景から、JICEは業務管理を持続可能なものにするためBacklogの無料トライアルを開始。操作性や進捗管理手法を検証したうえで本導入を決めた。直感的に使える操作性や、ガントチャートとカンバンボードを切り替えて利用できる点、手頃な料金体系などを評価した。

 導入後は、プロジェクトの進捗管理をBacklogへ移行し、タスクごとに期限やステータスを登録して画面上で進捗を可視化。定例会議の場でリアルタイムに状況を更新できる体制を整えた。また、パートナー企業などの外部関係者や国土交通省の関係者にもゲストアカウントを付与し、約90名のアカウントでファイル共有や連絡を集約している。さらに、計画書などの重要文書の作成や複数人によるレビューにドキュメント機能を活用し、新メンバーへの情報共有も簡略化した。

 これにより、手動による進捗更新の負担を削減した。タスク単位でやり取りが完結するためメールなどでの前提説明が不要となり、組織を超えたコミュニケーションコストの低減につながっている。また、タスクごとに判断の経緯が記録されることで、人事異動時にも過去の経緯を辿れるナレッジ基盤が整いつつある。

 今後は、Backlogに蓄積した意思決定の根拠やナレッジを活用し、生成AIを用いた業務効率化のトライアルにも取り組む方針だ。JICE技術・調達政策グループ総括の早川潤氏は、「建設分野でもプロジェクトマネジメントの重要性は認識されているが、方法や実践度合いにはばらつきがある。Backlogのようなツールを日常的に使うこと自体が、プロジェクトマネジメントを実践する入り口になる。判断の経緯を構造化して蓄積し、プロジェクトの後戻りを減らしていきたい」としている。

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