トンボ飲料、脆弱性管理の効率化でセキュリティ強化 PC操作ログ活用で過重労働も是正

2026年8月30日22:03|ニュースCaseHUB.News編集部
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 トンボ飲料は、クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」を活用し、IT資産管理の効率化と脆弱性対策の強化を進めている。8月27日、Skyが発表した。外部からのサイバー攻撃リスクへの対応を迅速化させたほか、PCの操作ログ分析を通じて長時間労働の是正といった業務改善にもつなげている。

 富山県富山市に拠点を置く飲料・食品メーカーのトンボ飲料は、従来から他社製のIT資産管理ツールを利用していた。しかし、マルウェア感染や紛失リスクが懸念されるUSBデバイスの制御機能や、未許可端末の社内ネットワーク接続を検知する仕組みを求めており、より高機能な管理基盤への刷新を検討していた。複数のツールを比較する中で、顧客満足度調査で高い評価を得ていたことや、同社が求めるセキュリティ機能を網羅している点を評価し、SKYSEA Client Viewを採用した。

 同社は2026年1月にランサムウェア被害を経験したことから、再発防止に向けた脆弱性対策を優先課題に位置付けている。SKYSEA Client Viewの「CPE製品名管理」機能を活用することで、各ソフトウェアベンダーのサイトや脆弱性データベースを個別に巡回することなく、社内で利用中のソフトウェアに潜む脆弱性を一覧で即座に把握できる体制を整えた。深刻度を示すCVSS値を参考に修正適用の優先順位を判断し、対応の迅速化を図っている。

 また、2026年度末から運用開始が予定されている「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)」の認定取得に向けて、保守契約ユーザー向けに提供されている支援ツールやチェックシートを活用し、取り組むべき対策項目の可視化を進めている。

 さらに、導入を機に開始したクライアントPCの操作ログ収集により、これまで見えていなかった勤務実態の把握が可能になった。稼働状況から長時間労働が疑われる従業員に対して業務フローの改善を促すなど、労務管理の適正化にも役立てている。PCの最新情報や更新時期などの管理項目も一元約集約できたことで、照合作業の手間を省きながら、不正機器や未修正の脆弱性を早期に検知できる運用基盤を確立した。

ニュースリリース