日本国内でチョコレートブランドなどの店舗を300店以上展開するゴディバジャパンは、クロスビットが提供するクラウドシフト管理サービス「らくしふ」を導入した。6月22日、クロスビットが発表した。全社的なシフト状況の可視化を進めたことで、バレンタインやホワイトデーといった繁忙期における人件費の予算内管理と、各店舗のシフト作成業務の効率化を実現した。
ゴディバ ジャパンでは、国内の全店舗におけるシフト管理が紙や手書き、Excelへの転記に依存した運用となっており、店長は毎月スタッフの希望休回収から手計算による転記工程に月4〜5時間以上の工数を費やしていた。また、本社側では各店舗のシフト情報がエリアマネージャーの手元にのみ存在し、他部門からアクセスできない透明性の欠如が組織的な課題だった。特に多くの短期アルバイトが加わる繁忙期には、複雑なシフト構成が求められる一方で人件費の全社的なモニタリング体制が整っておらず、コントロールが困難な状況にあった。
システム選定にあたり、PC操作が苦手なスタッフでも迷わず使える分かりやすさに加え、スタッフが普段利用しているLINEと連携して希望休を提出できる利便性を評価し、全店舗への一斉導入を決めた。
導入の効果として、LINE経由で回収した希望休が管理者画面に自動反映されて手計算が不要になったため、店長のシフト作成時間は月1〜2時間へと短縮された。また、自動リマインド機能により提出期限の遵守が定着し、店長による個別の催促業務もほぼ解消された。これにより創出された時間は、スタッフの人材育成や接客品質の向上に充てられている。
本社側では、全店舗のシフトがリアルタイムに一元確認できる体制が確立された。データダウンロード機能を活用して全店舗のプランと実績を集計し、繁忙期の人件費が予算内に収まっているかを週次でモニタリングする管理体制を構築できた。さらに、他店舗のシフトを相互に閲覧できるようになったことで、店舗間で状況を把握し合い、自発的にヘルプ(他店舗応援)を要請・対応し合う効率的なコミュニケーション文化の醸成にもつながっている。
ゴディバジャパンのリテール本部リテールオペレーションズ部長代理の永田江理氏は、「全店舗のシフトが本社から一覧で見えるようになり、店舗管理の体制が出来上がった。特に繁忙期の人件費コントロールへの効果が大きく、データダウンロード機能を活用して人件費がプラン内に収まっているかモニタリングする体制を確立できたことは大きな収穫だ」とコメントしている。