スマトリ、クウゼン導入で内見受付を自動化 月間30時間の工数削減

2026年7月10日20:51|ニュースCaseHUB.News編集部
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 スマトリは、夜間や休日の問い合わせ対応の自動化とマーケティング環境の改善を目的に、顧客エンゲージメントプラットフォーム「クウゼン」を採用した。7月10日、クウゼンが発表した。LINE公式アカウントでの内見受付自動化や外部システムとのリアルタイム連携により、少人数での運営体制を維持しながら月間約30時間の工数削減を達成した。

 スマトリは、個人間不動産取引プラットフォーム「スマトリフリマ」の運営や、不動産売買仲介事業を展開するスタートアップ企業だ。不動産エージェント制ネットワークの構築などを手がけている。

 同じ物件を複数の会社が同時に紹介できる不動産業界の競合環境においては、顧客からの反響への対応が遅れると即座に他社へ顧客が流れてしまうという課題があった。同社では夜間や休日に内見の問い合わせが集中していたが、少人数のスタッフが都度パソコンを開き、必要な情報を一つひとつ聞き取る対応を続けていたため運用に限界を感じていた。また、どの広告経由でLINEに友だち追加されたかを特定できず広告の効果を正確に測定できない問題や、ヒアリングした顧客情報を顧客管理ツール「Salesforce」へ手作業で転記する手間に起因する情報のばらつき、聞き漏れも事業拡大における課題となっていた。

 こうした課題を解決するため、同社はLINE友だち追加時の流入元特定、Google広告とのデータ連携、Salesforceへの自動連携という三つの要件を満たし、将来的な独自要件にも対応できる拡張性の高さを評価してクウゼンの採用を決めた。

 導入により、夜間や休日の内見受付を含む問い合わせ対応の大部分が自動化された。これにより、従来は1件あたり平均1時間から2時間かかっていた対応時間が約30分に短縮され、月間約30時間の工数削減を実現。担当者が日中のコア業務に集中できる環境が整った。

 マーケティング面では、ユーザーが広告をクリックした際に発行される広告クリックの識別ID「GCLID」を取得し、友だち追加が完了したタイミングでGoogle広告側へフィードバックする仕組みを構築した。これにより広告の実効果を正確に把握できるようになり、広告運用の最適化と目標指標の達成に貢献している。

 データ管理においては、友だち追加直後の初回アンケートで回収した希望条件などの回答データが自動でSalesforceへ格納される仕組みを整えた。ヒアリング項目の定型化によって担当者による情報のムラや聞き漏れが解消されたほか、内見希望フローの中でアンケート回答を必須ステップとしたことで回答率はほぼ100%を維持している。

 スマトリ取締役COOの高梨雄介氏は、夜間にリアルタイム対応をしなくても案件を取りこぼす心配がなくなったと振り返る。今後はユーザーが自分の検討状況や希望物件に合った営業担当者をLINEの中で自由に選べるサービスの構築を進めるとしている。さらに将来的にはAI活用も視野に入れ、ユーザーがまるで会話をしているような感覚で気軽にサービスを受けられるアカウントを目指していく。

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