三島スカイウォーク、ダイナミックプラスの「Revenue+」で需要予測を可視化

2026年7月10日20:48|ニュースCaseHUB.News編集部
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 スカイウォークは、天候や季節要因による来場者数の変動に伴う料金設計の最適化と、現場の運営効率化を目的に、AI需要予測・価格最適化システム「Revenue+(レベニュープラス)」を採用した。7月10日、ダイナミックプラスがユーザー事例として発表した。過去の来場実績や天候などのデータを活用した需要の可視化により、柔軟な料金運用とスタッフのシフト設計の最適化を推進している。

 スカイウォークは、静岡県三島市にある全長400mの歩行者専用吊橋を中心とした観光・レジャー施設「三島スカイウォーク」を運営する企業である。富士山を望むロケーションを活かし、吊橋体験のほかに樹上アスレチックや往復560mのジップラインなどのアクティビティを展開しており、国内外から多くの観光客が訪れている。

 同施設のような屋外型のレジャー施設では、天候や気温、周辺イベントの開催状況によって来場者数が大きく変動するという特有の課題があった。特に雨天時や季節の変わり目は来場者数の見通しが立ちにくく、料金設定や人員配置の判断に難しさがあった。従来は担当者の経験や過去の傾向に頼る場面が多く、よりデータに基づいた高精度な需要予測が求められていた。また、ゴールデンウィークなどの繁忙期には駐車場待ちの車列が一般道まで伸びるほどの混雑が発生しており、事前の需要予測を基に料金設計を行うことで、来場の分散や混雑緩和、収益機会の最大化を同時に達成することが急務となっていた。

 こうした課題を解決するため、同社は過去の来場実績、曜日や祝日、天候などの複数の要素を網羅的に踏まえて需要を予測し、入場料金やアトラクション料金の設定に柔軟に反映できる「Revenue+」の導入を決めた。

 導入後は、予測された来場者数をもとに、需要が高まると見込まれる日には適切な価格設定を行うことで収益の最大化を図り、逆に需要が伸び悩むと予測される日には価格調整を通じて来場を促進するなど、日ごとの需要に応じた柔軟な価格戦略が可能となった。

 さらに、この需要予測データは料金設定だけでなく現場の運営体制にも活用されている。予測される来場者数からスタッフのシフト設計や配置の最適化を検討できるようになり、混雑日の受け入れ準備から閑散日の人員見直しまでが効率化され、現場の業務効率化と来場者の満足度維持を両立している。

 現在は導入後の取り組みとして、毎月の振り返りミーティングを定期的に実施している。予測と実績の差分や、価格変更が売上・来場者数に与えた影響を詳細に検証し、施設の特性に合わせたシステムのチューニングを継続的に行うことで、さらなる予測精度の向上と運用改善に努めている。

 スカイウォークの田中信太郎氏および宮下あかね氏は、需要予測の活用について、価格戦略と現場運営の両面から安定した施設運営と顧客体験の向上を実現できているという。今後は、データを活用した継続的な運営改善を通じて、さらなる来場者満足度の維持と施設価値の向上を目指していく。

ニュースリリース