ディップ、面談業務の作業時間を30分短縮 「カイクラ」でハラスメント対策と指導体制も強化

2026年8月13日18:00|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 ディップは、医療・介護人材紹介部門での電話面談業務に、コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を採用した。8月6日、同製品を提供するシンカが発表した。コスト削減や面談関連業務の効率化を実現したほか、面談の質の向上に向けたスタッフ教育やトラブル時の組織的な対応にも活用しているという。

 同部門では、求職者との電話面談が平均45分におよび、通話に利用する携帯電話の通話料金、さらには録音、文字起こしの各ツールで個別に費用が発生するコスト構造が課題となっていた。また、面談内容の記録に手間がかかるうえ、1対1の通話がブラックボックス化しやすく、客観的な指導を行うのが難しいという問題も抱えていた。

 これらの課題の解決策として導入したのが、電話、対面、メール、SMS、LINEなど幅広いツールでのコミュニケーションをクラウドで一元管理できる統合プラットフォームのカイクラだ。既存の携帯電話番号をそのまま継続利用できる点や、専用アプリのインストールが不要な点を評価した。同社独自の顧客管理システムとAPI連携できる拡張性の高さも決め手となった。

 カイクラの稼働により、多様な接点でのコミュニケーション履歴を一元管理できるようになった。各種ツールの費用をカイクラに集約して不要なコストを削減したほか、面談後の入力作業がほぼなくなり、面談1回あたり約30分の業務効率化を実現したという。

 さらに、通話内容の要約テキストで状況を把握しつつ、録音データから声色や会話のペースを直接確認できる仕組みも整えた。通話のブラックボックス化が解消され、客観的データに基づいた的確な指導が可能となった。

 いつ、どのような対応を行ったかが一目で確認できるため、トラブル時の事実確認やカスタマーハラスメントへの組織的な対応も容易になった。対応履歴をデータベースに残すことで管理職への引き継ぎもスムーズになり、従業員が安心して働ける環境づくりにつながっているとしている。

 ディップは現在、営業用の携帯電話500台強でカイクラを活用している。今後は求職者との対応履歴に加え、医療機関や福祉施設といった法人顧客とのやり取りにも活用していく予定だ。

 同社のソリューション事業本部キャリアコンサルティング統括部で課長を務める井上将太氏は、「確実なデータが裏側で常に守ってくれているという安心感があるからこそ、現場のメンバーは臆することなく付加価値の高い提案や求職者に寄り添った対応に全力を注げる」と評価している。

ニュースリリース