サンスターグループの日本法人各社が、電子請求書発行システム「楽楽明細」を導入した。2023年9月、システム提供元のラクスが発表した。
サンスターは働き方改革への対応や既存業務・定型業務の削減を目指し、「業務改革プロジェクト」を推進している。その一環として2022年5月にクラウド型経費精算システム「楽楽精算」を導入。経費精算業務の工数を年間約1500時間削減し、関連書類を約65000枚削減した。
さらなる効率化を目指し、今回「楽楽明細」を導入。従来、毎月約2700枚の請求書発行・確認・送付に約20時間を要していた。また納品後最短での請求書発行や、メール発行を希望する取引先への個別対応も負担となっていた。
「楽楽明細」導入により、請求書のWEB発行が可能になる。これにより手作業での確認や印刷・封入・郵送作業が不要となり、業務効率化とコスト削減につながる。また取引先ごとに郵送・FAX・メールなど適切な発行方法を選択できるため、多様化する要望にも対応可能となる。
サンスターでは「楽楽明細」の導入で年間約33000枚の紙削減を見込む。「楽楽精算」と合わせ、年間約98000枚の削減効果が期待できるという。
サンスター担当者は「クラウドシステム活用で請求業務のスリム化や多能工化につながり、チーム全体で業務効率化できると考えている。全社的にペーパーレス化への意識も高まるなど、よい波及効果を及ぼしている」と述べた。
ニュースリリースURL
https://www.rakus.co.jp/news/2023/0920.html