プレイド、給与計算チェックを自動化 属人化を排除しミスゼロを継続

2026年3月2日21:20|ニュースCaseHUB.News編集部
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 プレイドは、給与計算の確認業務を自動化するため、Gozalが提供するクラウド給与チェックソフト「Gozal給与チェック」を採用した。3月2日、Gozalが発表した。従業員数の増加や雇用形態の多様化に伴う確認負荷を軽減し、担当者の経験や知識に依存しない体制を構築した。導入から半年以上、給与計算ミスゼロを継続しており、チェック精度の向上と業務効率化の両立を果たしている。

 プレイドは、顧客データプラットフォーム「KARTE」を軸とするSaaS事業を展開し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)や顧客体験(CX)向上を支援している。組織規模の拡大に伴い、給与業務のボリュームや変動要素は年々増加していた。給与計算自体は外部の社会保険労務士へ委託しているものの、最終的な確認責任は社内にあり、振込前の最終チェックは欠かせない工程となっていた。

 導入前の課題は、チェック品質が担当者の経験や知識に依存する属人化だった。休職、退職、雇用形態の変更といった毎月の変動に対し、日割り計算や残業代の反映漏れなどの細かなミスを防ぐため、多大な時間をかけて確認作業を行っていた。担当者によって確認の基準や重点を置くポイントが異なるため、誰が担当しても同じ品質でチェックできる仕組みの構築が急務となっていた。

 こうした課題を解決するため、プレイドは給与計算の「計算」ではなく「チェック」に特化したGozal給与チェックの導入を決定した。選定にあたっては、どのレベルまでミスを検知できるかという精度に加え、実務に組み込める処理スピードを重視した。また、導入時の設定において自社独自のルールを細かく反映できる柔軟性や、提供元であるGozalが同社の状況を深く理解していたことも決め手となった。

 導入後は、従業員情報の変更をトリガーとして、社会保険労務士による計算結果と理論値の差異を自動で検知・可視化する運用に切り替わった。特に契約社員から正社員への登用時など、支給サイクルが変わる際の残業代漏れといった複雑なケースも正確に把握できるようになった。

 導入効果は多岐にわたる。500名規模の給与データにおいても、全社員・全項目のチェックが1分から3分程度で完了するようになり、処理スピードが向上した。以前は計算結果が出てからの3日間に作業が集中していたが、現在は計算期間中に理論値を準備できるため、業務スケジュールの柔軟性も高まった。

 プレイドのAccelerator(労務)担当である大場真依子氏は、給与計算を外注していても最終チェックを自社で行う企業にとって、同システムは非常に適していると話す。一番のメリットは誰がやっても同じ品質でチェックできることであり、仕組み化という点で唯一無二の存在だと評価している。

 今後は賞与計算への適用や、勤怠・給与計算システムとのさらなる連携強化を期待している。プレイドは、再現性のある品質管理体制を基盤に、より精度の高い労務管理の実現を目指す。

ニュースリリース