神東塗料、360度評価とストレスチェック連携で組織風土を改革

2026年4月21日21:55|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 神東塗料は、管理職育成と組織風土改革を目的に、シーベースが提供する360度フィードバックシステム「CBASE 360°」を採用した。4月21日、シーベースが発表した。多角的なフィードバックと既存のストレスチェックの結果を掛け合わせることで、職場の実態を可視化し、管理職の行動変容を促す。

 総合塗料メーカーである神東塗料は、管理職に情報が集まり、相談されやすい組織体制の構築を課題としていた。情報の断絶が不正リスクを招くという危機感から、管理職一人ひとりが自身の姿勢やスタンスを客観的に捉える「鏡」としての仕組みを検討。人事・労務管理の視点で設計され、心理学的な観点から行動変容を支援する機能が充実している点を評価し、同システムの採用を決めた。

 今回の取り組みでは、CBASE 360°による個人別の多角的な評価と、部署単位の集団分析が可能なストレスチェックの結果を併用する手法を確立した。個人の課題と組織レベルの職場風土をセットで把握することで、より実効性の高いフィードバックを実現している。システム運用面では、AIによる不適切なコメントの自動検知機能や、回答者への感謝を伝える機能が膨大なデータの効率的な活用とポジティブな風土醸成に寄与した。

 導入初年度は社長、役員、部長層を対象に実施し、高い回答率を記録した。社長自らが被評価者として参加することで、組織全体の変革に対する強い意志を共有したとしている。人事が組織の内実を確固たる資料として捉えられるようになったことも成果だ。

 今後は、管理職層の本丸と位置づける課長層へ実施対象を拡大する。2年ごとに役職層を入れ替えて継続実施し、経時的な変化を観測しながら行動変容を定着させていく方針だ。神東塗料理事の杉﨑桂氏は、360度評価を査定の道具ではなく成長のための鏡として活用し、自らの姿に気づくことで自発的な変化につなげたいと考えている。

ニュースリリース