ファイン、設備保全クラウド活用で予備品見積もり時間を4分の1に短縮 欠品や重複発注も解消

2026年8月20日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ファインは、M2Xが提供する設備保全クラウドシステム「M2X」を活用し、工場の予備品管理業務を効率化した。8月19日、M2Xが発表した。予備品の見積もりにかかるやり取り時間を従来の4分の1に短縮したほか、欠品や重複発注の抑制につなげている。

 ファインは健康食品やサプリメントの製造、加工を手がけるメーカー。兵庫県内に3工場を構えており、設備の点検や修理は専門部署の工務課と各工場の生産部が連携して担当している。

 同社の上郡テクノ工場では従来、設備の保全や修理の記録を残す習慣がなく、過去の対応経緯を思い出す作業に時間を要していた。また、予備品の管理台帳が存在せず、発注依頼を口頭で行っていたため、伝え漏れによる在庫切れや重複発注が発生していた。部品によっては発注から納品まで2〜3週間を要する場合もあり、設備の安定稼働に影響を及ぼしていた。さらに過去の見積書は共有フォルダで管理されていたものの、型番の特定や事務スタッフとのやり取りに1件あたり20分程度の時間を要していた。

 こうした課題を解決するため、同工場はM2Xを採用した。在庫個数の管理機能に加え、離れた場所にいる工務課や事務スタッフと同じ画面を見ながら部品情報を共有できる点を評価した。

 M2Xの活用により、型番や写真、過去の見積もりを紐づけた写真付きの予備品台帳を整備した。現場担当者と事務スタッフが同一画面で部品を確認できるようになり、見積もりの検索や確認にかかる時間は1件あたり20分から5分未満へと短縮された。また、発注時に事務スタッフへ自動通知が届く仕組みを整えたことで発注状況が可視化され、重複発注がなくなったほか、在庫切れもほぼ発生しない状態になっている。さらに、M2Xの機能を活用してこれまで実施できていなかった棚卸にも着手し、チーム全体で部品の保管場所を把握できる体制を整えた。

 ファイン生産部課長代理の田中優次氏は、「以前は見積もりの検索とやり取りに時間がかかっていたが、今は一覧の写真を見て指定できるためスムーズになった。不在時でも置き場所や在庫数が共有されていれば探す手間が省ける。今後はヒューマンエラーを減らしつつ、保全情報の登録や共有をさらに進めたい」と話している。

ニュースリリース