ファイントゥデイ、AWS環境の標準化でセキュリティ検知ほぼゼロに 専門組織立ち上げ

2026年8月20日11:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ファイントゥデイは、AWSの利用環境における標準化と、専門チームの立ち上げを完了した。8月19日、支援を担当したクラウドビルダーズが発表した。クラウドの統制強化によってセキュリティリスクを抑えたほか、運用の内製化やエンジニア採用の改善にもつなげた。

 スキンケアやヘアケアブランドを展開するファイントゥデイは、2021年7月の創業以来、親会社からのシステム切り離し(スタンドアロン化)を進めてきた。基幹SaaSを補完する基盤としてAWSの利用が急速に拡大した一方、全社的にインフラを統制する専門組織がなく、アカウント発行ルールの未整備やセキュリティ予防策の不足、コスト管理の不十分さといった課題を抱えていた。

 そこで同社は、インフラ基盤をサービスとして提供・管理する「アプリケーションプラットフォームチーム」を発足。ガイドラインの策定やガードレールの実装、自走できる運用体制の構築を目指し、発注者側支援としてクラウドビルダーズ、技術知見の提供としてクラスメソッドによる伴走支援を採用した。

 プロジェクトは2025年9月から本格化し、約4カ月でアカウント管理体制やガイドラインの策定、チームの基礎作りを完了。その後は運用を行いながら、運用の自動化やシングルサインオン(SSO)ログイン方式の実装を進めた。社内へのガイドライン展開にあたっては、セキュリティリスクを金額に換算して説明する手法を取り、社内理解の促進を図った。

 標準化の推進により、セキュリティ監視ツール「AWS Security Hub」などでの重要度の高いセキュリティ検知数はほぼゼロに減少した。また、ネーミングルールやIPアドレス管理体系の定義により、将来的な通信トラブルを未然に防ぐ予防統制を確立した。さらに、外注に頼り切らない伴走支援を通じて社内に運用知見を定着させたほか、募集要項の改善によって停滞していたエンジニア採用が好転し、内定獲得につながる副次効果も得られている。

 同社でプロジェクトを主導した小室氏は、「彼らは単なる契約上のベンダーではなく、社内チームのようだった。外側から客観的な意見を言うだけでなく、内側の目線に立って同じ熱量で課題に向き合ってくれた」と振り返る。

 今後は、ビジネスの変化に合わせてプラットフォームのルールやプロセスを柔軟に更新し続ける。小室氏は「今回の取り組みで、AIをすぐに活用できるクリーンなクラウド環境が整った。強固なインフラ基盤と自走できる組織を武器に、ビジネス成長へ貢献していきたい」と話している。

ニュースリリース