マッシュビューティーラボは、ヤプリの社内エンゲージメントアプリプラットフォーム「UNITE by Yappli」を活用し、美容部員向けアプリを導入して店舗スタッフの教育体制を刷新した。8月18日、ヤプリが発表した。スマートフォンを通じた短尺動画の配信や商品情報の共有により、接客力の向上や組織内コミュニケーションの活性化を図った。利用開始から3カ月で新人の社内表彰者が倍増するなど、早期育成と販売力強化につながっている。
コスメキッチンなどを展開するマッシュビューティーラボでは、常時1000品目以上の商品を扱い、成分や開発背景に関する専門知識が求められていた。しかし、店舗ごとの共用PCが1台に限られていたため、最新情報の確認や印刷に手間がかかり、スタッフ間での知識量に差が生じる要因となっていた。また、接客を優先する現場環境から定期研修の参加率は5〜7%にとどまり、約30分のフォロー用研修動画も店頭では視聴しづらいなど、学習環境の整備が急務となっていた。
こうした課題を解決するため、スタッフ各自のスマートフォンを学習ツールとして活用できるUNITE by Yappliを採用した。直営ブランドごとにトップ画面を出し分けられる柔軟性や、新商品の発売スケジュールと詳細資料を連携できる拡張性を評価。組織の結束力を高めるサンクスカード機能が標準搭載されている点や、専門知識がなくても容易に更新できる運用性の高さも選定の決め手となった。
新体制では、約30分あった研修動画を1分から10分未満の短尺動画へ再編集して配信。接客の合間や移動時間などの隙間時間に視聴できる環境を整えた。さらに、アプリ内のカレンダーから該当商品の詳細資料へ直接アクセスできる仕組みを構築し、朝礼での情報共有や販売準備の工数を削減した。感謝や称賛を伝え合うサンクスカード機能や占いコンテンツの配信、プッシュ通知により、アプリの利用率は80%以上を維持している。
アプリの活用により、入社1年未満のスタッフのうち個人の販売実績で社内表彰を受けた人数は、従来の4名から3カ月で9名へと倍増した。社内全体の表彰者総数も150%増となり、1人の顧客が購入する商品点数も伸長傾向にある。店頭では店長が動画を交えて新人にフィードバックを行うなど、教育の質も向上した。今後はスタッフの専門知識習得と自律的な成長を支えるインフラとしてアプリの活用を継続し、各ブランドのファン獲得を目指す。