シャノン、ハートビーツの監視委託でインフラ運用負荷を4割削減 製品開発に集中

2026年9月8日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 シャノンは、ハートビーツが提供する「フルマネージドサービス」や「サーバー監視一次対応サービス」を導入した。9月3日、ハートビーツが発表した。SaaSサービスにおける24時間365日の監視と障害一次対応体制を整備し、インフラ運用の負荷を3〜4割軽減した。社内の開発リソースを本来注力すべき製品開発へ集中させる体制づくりにつなげる。

 シャノンは、マーケティングオートメーションツールの「SHANON MARKETING PLATFORM」をはじめ、各種ソリューションを開発・提供している。同ツールはAWS上で稼働しており、顧客の課題に応じた他社製品との連携開発や追加機能のSI開発を手掛ける際も、基本的にAWSをインフラ基盤に採用している。

 同社では事業拡大に伴って開発案件が増加し、インフラの運用や保守まで開発チームが担わなければならない状況に陥っていた。特に夜間や休日の障害対応まで社内エンジニアのみで担うことが大きな負担となり、本来注力すべき製品開発のスピードにも影響が生じていた。また、AWSの新サービスへの追従やセキュリティ更新への対応にも十分な時間を確保できず、インフラの専門知見を持つパートナーの必要性を感じていた。

 そこでシャノンは、インフラ運用・保守を専門会社へ委託することを決めた。ハートビーツがインフラ運用に特化した専門会社であり、2005年の創業以来20年以上にわたって多くのSaaSやWeb企業のインフラを支えてきた実績と信頼性を評価した。さらに、24時間365日の有人監視体制に加え、障害発生時の迅速な一次対応が標準サービスに含まれている点や、料金体系が明確で予算策定をスムーズに進められる点も決め手となった。

 導入後は、あらかじめ定めたルールに沿って24時間365日体制で監視と報告が実施されている。夜間や休日に障害が発生した際、再起動などの定型的な対応で復旧できるものはハートビーツが対応し、シャノンのエンジニアによる判断や追加作業が必要な場合に限り、営業時間内や翌営業日に対応する切り分けを行った。深夜に予期せぬアクセス集中で応答速度が低下した際も、ハートビーツが即座に異常を検知し、電話連絡を経てサーバー再起動で迅速に復旧させた。

 こうした体制の整備により、シャノンでは常にシステムの状態を確認する必要がなくなり、運用負荷を以前より3〜4割削減できた。顧客ごとの要件や重要度に応じた監視設計、インフラ構成の検討段階から支援を受けられる点も効果として挙げている。

 今後は、AWSのコスト最適化やセキュリティ強化に関する提案を受けながら、拡張性のあるインフラ基盤の維持と運用を継続する。専門性の高いインフラ領域を委託することで社内リソースを課題解決へ集中させるとともに、試験的に取り組んでいるAIを活用したソリューション開発の領域でも協業の可能性を探りたい考えだ。

ニュースリリース