REFLAME、AIエージェントとデータ基盤で採用支援効率化 求人検索工数67%削減

2026年9月8日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
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 人材紹介や採用支援事業を手がけるREFLAMEは、SalesforceのAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」や統合データ基盤「Data 360」などを活用し、人とAIが協働する業務基盤を構築した。9月7日、セールスフォース・ジャパンが発表した。面談決定率の向上や求人検索にかかる業務工数の削減に成功したほか、自社開発による業務ツールの集約を通じてITの総所有コスト(TCO)削減も進めている。

 REFLAMEは大阪府を拠点に、有料職業紹介や採用コンサルティングなどを展開している。同社ではこれまで、求職者に対する提案の質がキャリアアドバイザー(CA)個人のスキルや経験に依存しており、対応品質にばらつきが生じていた。また、高い成果を上げる社員の暗黙知を組織全体に共有する仕組みが不足しており、経験の浅いアドバイザーの育成に多大なリソースを要していた。社内に蓄積された膨大なデータを全社規模のAI活用へつなげるためのデータ基盤が未整備だったことも課題となっていた。

 同社は2022年に「Agentforce Service」、2025年に「Agentforce Sales」や「Account Engagement」を採用していた経緯がある。さらなる業務工数の削減に向けてAIエージェントの活用を見据え、システム全体の構造を再構成することを前提にAgentforceの採用を決めた。選定にあたっては、人材業界ならではの豊富なデータ量を活かしてAIの出力精度を高めるためにData 360を採用。将来の事業拡張を見据え、データセキュリティやガバナンスを確保する「Trust Layer」の信頼性も評価した。すでに社内に浸透していた「Slack」と連携させ、現場の担当者が使い慣れた画面からAIやデータへ直接アクセスできる環境も重視した。

 システム開発では、外部の生成AIツールで生成したコードと実環境の差分を検知して自動適合させる「Agentforce Vibes」を活用した。Salesforceの規律に沿った開発を進めつつ、バックエンドから画面表示を分離するヘッドレスアーキテクチャを導入。現場の非エンジニアも交えながら、社外向けの学習サイトや社内ポータルなど、自社の業務フローに合わせた画面を自社開発した。

 Agentforceは、求人と求職者のマッチング自動化や、商談記録などの非構造化データから項目を抽出して自動マッピングする用途に活用している。経験の浅い担当者が24時間アドバイスを受けられる「AIマネージャー」としても機能させている。さらに、ハイパフォーマーの思考手順をスキル化し、Slack上で案件提案を受け取れる体制を整えた。営業リーダーはSalesforceを開くことなくSlack上で提案内容を確認して修正できるため、現場主導で迅速に改善サイクルを回している。

 これらの取り組みにより、面談決定率は10%向上し、求人検索にかかる業務工数は67%削減した。外部の有料日程調整ツールに頼っていた機能をSalesforce上で自社開発してプラットフォームへ集約したことで、外部SaaSへの依存を抑制し、TCOの圧縮にもつなげている。非エンジニアのリーダー層がSlack上で直接AIの提案を調整できる体制が整ったことで、業務改善の速度が加速し、AI活用の文化が組織全体に定着しつつある。

 今後は、キャリアアドバイザーの商談記録のデータベース化をさらに推し進め、知見収集の自動化を図る。マーケティングデータの収集基盤も整え、営業活動全体でAIとデータの連携を深める。自社開発の領域を広げることで、ツールの見直しとコスト最適化を継続し、事業成長を後押しする。

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