オホーツク・ガリンコタワーは、バッファローの法人向けWi-Fi 6対応アクセスポイント「WAPS-AX4」などのネットワーク機器を導入した。7月23日、バッファローが発表した。敷地内に点在する各施設で無線通信機器やアクセスポイントを更新し、通信環境の安定化と業務効率化を実現。決済や予約システムの安定運用に加え、動画配信による広報活動の円滑化にもつなげている。
オホーツク・ガリンコタワーは北海道紋別市で海洋交流館やオホーツクタワー、流氷観光船ガリンコ号の運行、アザラシ保護研究施設の管理運営を手がけている。広大な敷地内に施設が点在する環境下で、従来から拠点間無線通信や光ケーブル、Wi-Fiアクセスポイントを組み合わせたネットワークを運用していた。
しかし、近年は接続端末の増加や決済端末の導入、予約システムのデジタル化によりインターネット需要が拡大。機器の老朽化に伴って通信トラブルが発生していた。厳しい自然環境によるケーブル断線リスクに加え、有線敷設にかかる費用や許可の問題から、無線通信を軸としたネットワーク更新が課題となっていた。
相談を受けた販売店の北見コンピューター・ビジネスは、地理的条件への対応と信頼性を考慮し、バッファロー製品による構成を提案。海洋交流館から近隣施設間には拠点間無線通信を採用し、約550メートル離れたオホーツクタワーには光ケーブルを敷設してアクセスポイントを刷新した。
併せてリモート管理サービス「キキNavi」も採用した。遠隔地にある販売店から機器状態の監視やトラブル対応が行える体制を整え、業務に不可欠なシステムの安定運用を実現している。
今回の環境整備により、複数台の同時接続でも安定した通信環境を構築した。拠点間での書類印刷のための移動といった手間が解消されたほか、飼育員によるアザラシの動画投稿も円滑化し、来場者数の増加に寄与している。今後はIoTを活用した水槽管理などへの応用も目指す。
オホーツク・ガリンコタワー総務部長の小貫山竹彦氏は、「通信が安定したことで事務所間を移動する手間がなくなり、業務がスムーズになった。動画配信の頻度も上がり、ファンや来場者の増加につながっている。今後はオホーツクタワー内の設備整備も進め、IoTによる水槽管理などさらにWi-Fiを活用していきたい」とコメントしている。