ecomoは、住宅施工現場の業務効率化と遠隔管理体制の強化に向け、セーフィーの屋外向けクラウドカメラ「Safie GO 360」と、log buildのリモート施工管理プラットフォーム「Log System」を採用した。7月23日、セーフィーが発表した。屋外からの常時俯瞰映像と屋内の高精度なVR記録を組み合わせることで、現場監督1名あたりの同時管理上限を従来の約1.5倍に拡大し、訪問頻度の削減と作業効率化を実現している。
注文住宅を手がけるecomoでは、現場監督が着工状況や職人の稼働状況を確認するために現場へ往復移動する負担や、台風をはじめとする災害時の確認、盗難対策や近隣対応といった作業の効率化が課題となっていた。同社はテクノロジーを活用した現場管理の推進に取り組んでおり、現場の進捗状況をリアルタイムで把握できる体制の確立を目指していた。
こうした課題を解決するため、ecomoは現場全体を常時俯瞰できるセーフィーの屋外向けクラウドカメラ「Safie GO 360」を導入した。あわせて、360度カメラの撮影画像からVR空間を生成する機能や遠隔立ち会いアプリを備えたlog buildの「Log System」を組み合わせて運用を開始した。電源を差し込むだけで設置できるクラウドカメラによる全体把握と、工程ごとの品質を同一基準でチェックするソフトウェアを連携させ、遠隔管理の精度向上を図っている。
選定にあたっては、同価格帯の製品を比較検証した中で、映像のクオリティが高く、資材搬入などの様子を俯瞰して把握できる点が評価された。
導入後は、屋外カメラのリアルタイム映像により、現場監督や営業担当者、品質管理部門が現地へ赴くことなく進行状況を確認できるようになった。これにより移動時間が減少し、現場訪問頻度の削減を実現した。さらに、カメラ映像を協力会社や職人と共有することで、資材搬入や作業に入るタイミングの連携が円滑になり、電話による問い合わせ作業も半減した。管理体制の最適化により、現場監督1名が同時に管理できる現場数は従来の約1.5倍となる6~8件に拡大している。
ecomo新築事業部設計部の小村潤平氏は、「現場の屋外に『Safie GO 360』を常設したことで、社内外の営業から設計・施工管理、職人まで巻き込んで進捗を共有できるようになり、大きな効果を感じている。行く必要のない現場への往復移動がなくなり、現場監督の精神的負担が減ってスタッフが長く健康に働ける環境づくりや人材定着にも寄与している」と話す。
今後は蓄積された映像や現場データ、AI技術を活用し、若手現場監督へのアシスト体制構築や、より大規模な建築現場での遠隔管理の展開を目指す。