新潟県中越地域のケーブルテレビ・通信事業者であるエヌ・シィ・ティ(NCT)は、8月2日、3日に開かれた「長岡まつり大花火大会」で、NTT東日本と連携してローカル5G環境を活用した4K中継を行った。8月10日、NTT東日本が発表した。高速大容量で低遅延な通信ネットワークを利用し、従来の有線カメラでは配置が難しかった打ち上げ場所付近から撮影することで、臨場感のあるライブ配信を実現した。
NCTが毎年生中継を行っている長岡まつり大花火大会は、日本三大花火大会の一つに数えられ、2日間で約36万人の有料観覧者が訪れる国内最大級のイベントとして知られる。これまで大会の映像配信は有線接続されたカメラで行っていたが、有線方式ではケーブル敷設の都合からカメラの設置位置に制約があった。
この課題を解決すべく、NCTはローカル5Gを活用した新たな映像伝送環境の下での映像配信に取り組んだ。ローカル5G無線局の免許を取得し、ローカル5Gの構築や運用で豊富な実績を持つNTT東日本と連携。大会開催期間に合わせて開催エリアである信濃川河川敷にローカル5Gのネットワークを構築し、従来の中継設備に加えて、打ち上げ場所により近い位置へ配置したカメラとローカル5G端末を接続した。
これにより、高品質で低遅延な映像のリアルタイム伝送が可能になった。この環境を使い、当日はNCTのコミュニティチャンネルやYouTubeを通じて、会場外の視聴者へ完全ノーカットで生中継した。有線ケーブルの敷設が困難だった場所へ無線でカメラを設置できたことで、これまでにはない視点からの撮影が可能になり、より臨場感のあるクリアな映像を配信できたという。