シーピー化成、動画内製化で年間50シリーズの製品説明動画を量産 社内マニュアルにも拡大

2026年8月24日14:51|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 プラスチック製簡易食品容器を手がけるシーピー化成は、オープンエイトのAIビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」を活用し、動画コンテンツの内製化と継続発信を進めている。8月24日、オープンエイトが発表した。年間およそ50シリーズにのぼる新製品の説明動画を少人数で量産できる体制を構築し、制作コストの削減と発信スピードの向上につなげている。今後は社内のマニュアルや提案書の動画化を進め、組織全体への定着を図る。

 シーピー化成は1971年設立の食品包装資材メーカー。スーパーマーケットの惣菜や弁当向けプラスチック容器などを製造・販売している。同業界では原材料価格の高騰や環境規制の強化、業界再編に加え、各社製品の機能が出揃うことによるコモディティ化が進行。製品の品質や機能だけに頼らない差別化や、顧客に製品価値を届ける仕組みづくりが求められていた。

 従来、営業担当者の説明力や製品知識に依存していた情報伝達を見直し、文字や静止画よりも製品の質感や使い方を短時間で直感的に伝えられる動画コンテンツに着目。しかし、年間50シリーズ前後に及ぶ新製品をすべて動画化しようとすると、外部委託では制作コストや制作スピードの面で折り合いがつかなかった。そこで同社は、専門スキルがなくても操作でき、動画制作のハードルを下げられる基盤としてVideo BRAINを選定し、2020年から内製化の取り組みを開始した。

 導入後は、テンプレートの活用やフィードバックを通じた改善を進め、社内向けコンテンツチャンネルを開設して定期配信の仕組みを整備。営業現場で得られた顧客の関心や商談の要点を吸い上げ、迅速に動画へ落とし込む運用を確立した。

 これにより、年間約50シリーズの新製品説明動画をほぼひとりで無理なく内製・量産できる体制が整った。外部委託に伴うコストと時間の制約を解消したことで、タイムリーな情報発信と顧客接点の拡大につながっている。さらに、製品説明動画だけでなく展示会向け映像や社内向けの営業・操作マニュアル動画の制作にも用途を拡大。他部署からも機械操作マニュアルの動画化を求める声が上がるなど、社内コミュニケーション基盤としても浸透し始めている。

 今後は、社内の紙の提案書を順次動画コンテンツへ移行していく。同社マーケティング部プロモーション課兼プロダクツ課課長の栁瀬知希氏は、「私たちのコンテンツを見ていただくだけで、製品の良さが伝わり、自然に選んでいただける状態をつくりたい。動画を特別なものではなく日常の仕組みとして溶け込ませていく」と話している。

ニュースリリース