「なんでも酒やカクヤス」などを展開するひとまいるは、グループ約5500名の人財基盤として、統合人事システム「COMPANY」の利用を開始した。8月24日、システムを提供するWHI Holdingsが発表した。従来のシステムサポート終了に伴い基盤を刷新し、今後のM&Aや事業拡大に柔軟に対応できる体制を整えた。各種申請のペーパーレス化による業務効率化を図るとともに、タレントマネジメントを強化する。
ひとまいるグループは、酒類販売や自社配達ネットワークを強みに事業を展開している。現在は中期経営計画のもと、新エリアへの進出やM&Aを通じたビジネス拡大を進めている。そうした中、従来利用していたシステムのサポート終了を機に、急速な組織再編にも迅速に対応できる新たな人事基盤への刷新が急務となっていた。また、M&Aで新たに加わるグループ各社の人財情報を正確に把握し、適材適所で能力を発揮できる体制づくりも求めていた。
採用にあたっては、組織変更などの変化へスピーディーに対応できる点や、人事管理からタレントマネジメントまで幅広くカバーする機能網羅性を評価した。
システムの利用開始により、異なる雇用形態や就業規則を持つグループ各社の従業員情報を一元化し、グループ全体の人財配置や就労状況をリアルタイムに可視化できる環境を整備した。
また、これまで紙で行っていた評価や各種申請をCOMPANYに集約した。スマートフォンなどのモバイル端末からの申請にも対応したことで、PCを1人1台持たない店舗や配達現場でも手軽に手続きが可能になり、利便性向上と業務効率化につながっている。申請書類の保管・管理業務が削減されたことで、人事部門では座席を固定しないフリーアドレス化を実現し、柔軟な働き方を促進している。
今後は「COMPANY Talent Management」シリーズの導入を進め、タレントマネジメントの高度化を図る方針だ。従業員が保有する資格やスキル、経験などの情報を可視化し、個人のキャリア希望や得意領域に合わせたグループ横断での配置・異動や育成施策に連動させていく。
ひとまいる取締役兼CHROの篠崎淳一郎氏は、「COMPANYの導入により、事業変革やM&Aにもスピード感をもって対応できるようになった。現場の申請手続きの簡略化や人事部門の働き方の変化にもつながり、生まれた時間を人財育成やエンゲージメント向上といった戦略的な取り組みに注力できている。今後は従業員の個性や強みを可視化し、それらを最大限に活かせる配置や育成を実現していく」としている。