進和、スマートファクトリー化推進のためラボにローカル5G導入

2024年9月9日08:25|ニュースリリース公開日 2024年2月22日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 進和は、愛知県小牧市の小牧SFiCラボにローカル5Gシステムを導入した。2024年2月22日、三井情報、シスコシステムズ、KDDIエンジニアリングが発表した。

 進和は2023年8月、社内エンジニアの技術教育や顧客向けのシステム検証を行う施設として小牧SFiCラボを開設した。同年10月からは、高速、低遅延かつ大容量のデータ収集と可視化、産業用ロボットの遠隔操作、自動搬送機器のシームレスな無線切り替え等、製造業におけるDXニーズに応えるため、ローカル5Gシステムの運用を開始している。

 ローカル5Gの敷設には、無線局免許の取得や無線基地局、コアネットワーク等の設計、構築において専門知識が求められる。そこで進和は、ローカル5Gの知見がある三井情報、シスコ、KDDIエンジニアリングと協力し導入を進めた。

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小牧SFiCラボのコンセプトのローカル5Gのイメージ

 三井情報は進和の無線局免許の取得を支援し、ローカル5G基地局、コアネットワークおよびコアネットワークを含む5Gプラットフォームの導入を行った。5Gプラットフォームにはシスコの「Cisco Private 5G」が採用され、KDDIエンジニアリングがラボ環境構築におけるローカル5G基地局構築工事および配線ケーブルの敷設、配線から接続までを担当した。

 進和は小牧SFiCラボにおいて、ローカル5Gを活用したシステムの検証、評価を行う。具体的には、5G対応端末の性能評価や通信品質評価等、顧客のユースケースに合わせてカスタマイズした検証を実施する。

 昨今の製造現場では、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)などの自走装置制御、ロボット制御、品質管理、タブレットによる情報入出力など無線の活用が進んでいる。しかし製造現場のような多種多様な機器が混在する環境でシステムを安定運用するには、多様化する無線技術の最適な組み合わせが必要となる。進和は今回の検証を通じて無線環境を最適化していくことで、製造プロセスの効率化や品質向上に貢献し、製造業界全体の発展に寄与することを目指す。

ニュースリリースURL
https://news-blogs.cisco.com/apjc/ja/2024/02/22/%E4%B8%89%E4%BA%95%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%BBkddi%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%80%81%E9%80%B2%E5%92%8C%E5%B0%8F/