ゴンチャ ジャパンは、顧客体験の一元化と会員基盤の強化を目的に、会員・クーポン・ポイント管理システム「fannaly」を採用した。fannalyを提供するクラスメソッドが、5月28日に発表した。
ゴンチャはこれまで、紙のポイントカードとモバイルオーダーのスタンプカードを個別に運用していたため、店舗とオンラインで異なる顧客体験が発生していた。近年は、店舗とモバイルオーダーを横断した会員情報やポイント、クーポンの一元管理、ならびに顧客体験のさらなる向上が求められていた。こうした事業環境を背景に、チャネルを問わず共通の顧客体験を提供し、単なるポイント付与にとどまらないCRM基盤の導入が急務となっていた。
fannalyはLINEミニアプリ上での会員証やクーポン発行・管理、APIによるPOSやECとの連携、既存システムとの柔軟な統合が可能な点が評価され採用された。さらに、購買だけでなくユーザーの行動に応じたインセンティブ設計で、エンゲージメントの深化を目指せとも考えた。
導入では、クラスメソッドが会員制度の設計からシステム設計・導入・運用までを一貫して支援した。クラウドを活用した最新のシステム構成を導入し、ゴンチャの体験設計や業務要件に沿った形でプロジェクトが進められた。
新たなファンプログラム「My Gong cha」は、従来の紙ポイントカードとモバイルオーダーのスタンプカードを統合し、リーフプログラムとして展開されている。これにより、モバイルオーダーだけでなく、店舗の有人レジや無人レジでもポイント(リーフ)が貯まり、特典チケットと交換できる仕組みを実現した。会員証やクーポンはLINEミニアプリ上で管理され、ユーザーはスマートフォン一つで便利にサービスを利用できる。
My Gong chaは開始1日で約20万人、1週間で約50万人の新規会員を獲得するなど、会員基盤の拡大と業績への大きく貢献している。ゴンチャは、今後も顧客との関係強化やサービスの利便性向上に取り組むこととなる。
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