はなさく生命保険は、新規顧客への案内におけるコミュニケーション基盤の構築を目的に、MicoのLINEマーケティングプラットフォームを採用した。7月9日、Micoが発表した。
近年、消費者のデジタルシフトを背景に、インターネット経由で保険に申し込むダイレクト保険の需要が高まっている。生命保険文化センターの調査によると、インターネットでの保険加入を希望する人の割合は2024年に18.7%に達したものの、実際の加入実績は6%に留まっており、希望と実績の間に乖離が生じていることが課題となっていた。こうした状況下で、はなさく生命は「顧客ファースト」の理念に基づき、デジタルを活用した顧客との関係強化策を模索していた。
同社はMicoのLINEマーケティングプラットフォームを導入し、保険を検討している顧客の状況やニーズに応じたコミュニケーションを開始した。具体的には、リマインドメッセージの自動配信や、個別の疑問に答える1to1のチャットフォローなどを実施している。これらの施策により、LINE公式アカウントの友だち登録者は、未登録者と比較して新規申込率が1.5倍に達した。
また、従来は電話がつながらなかった顧客ともLINE上で連絡が取れるようになり、架電時のコンタクト率が向上した。顧客の都合の良いタイミングでコミュニケーションをとることが可能になり、顧客体験の向上と契約促進につながっている。
はなさく生命保険 CRM推進部兼統合マーケット企画部 課長補佐の渡邊真人氏は、「LINEを活用することで、これまで電話では繋がりにくかったお客様ともスムーズなコミュニケーションが可能になった。ちょっとした疑問や連絡も気軽にいただけるようになり、お客様との距離が縮まったと感じており、お客様から温かいメッセージを直接いただけることも増えている。今後は、契約後のお客様へのサポートもLINEを通じて充実させ、より安心をお届けできるような取り組みを行なっていきたい」と話している。今後同社は、契約後のサポートにもLINEを活用し、顧客体験のさらなる向上を目指す。
#LifeInsurance #CustomerEngagement #CustomerExperience #LINEMarketing #MarketingAutomation #HanasakuLifeInsurance